こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。
22日の早朝AM2:00にAppleのスペシャルイベントが開催され、新型のiPhone「iPhone SE」や、「9.7インチiPad Pro」が発表されました。
この中で、わたしも「おや?」と思ったのが、iPad Proのところ。
価格の下のところには、「Wi-Fi」としか記載されてませんね。
ここで「セルラーモデルはないの?」と思った方も多いはず。
試しに、Appleの公式サイトを確認してみると、
ちゃんと「Cellularモデル」と記載されているではないですか!
ということは、ちゃんとSIMが入るということ・・?いや、12.9インチ版と9.7インチ版では微妙に記載がちがっているぞ?
9.7インチ版は「Apple SIMを内蔵」とある。
これはどういう意味なのか・・
「Apple SIM」とは
その前に、Apple SIMについて調べてみたので、簡単にご紹介したい。
実は、つい先ほど部長からメッセが飛んで来て、
http://nabi1080.com/news/appleevent/51521
この記事に書いてあるように、「Apple SIMって何だ?」と言われてから、調べたのはナイショの話だ(笑)
Apple SIMとは、簡単に言うと、簡単に世界各国の通信ネットワークが利用できるよう、利用者がAppleと契約すれば、Appleが世界中で契約している通信ネットワークを利用できるサービスのこと。
https://www.apple.com/jp/ipad/apple-sim/
通常私たちが使っているSIMは、キャリアであればDoCoMoだったり、auだったり、MVNOであれば、IIJであったり、OCNであったりと、1枚のSIMに特定の通信事業者が紐づけられている。
さらに、MVNOであれば、事業者ごとに利用するネットワークも異なる。IIJやOCNはDoCoMoネットワークだし、mineoなどはauネットワークだ。
DoCoMoやauといった通信キャリアと契約するの場合は、開通はショップでやってもらうだろうし、MVNOなら、自宅にSIMが郵送されてきて、自分で開通作業をする。
これで、晴れてSIMが使えるようになる。
だから、一旦契約してしまえば、そのSIMを使い続ける以上、他の通信事業者を選びなおすことはできないし、使用する回線も特定の回線に限られることになる。
海外で自由度が高いApple SIM
例えば、海外へ旅行する場合は、日本国内のSIMをローミング契約して、海外で使うことも可能だが、当然高い。
だから、海外の空港に着いたら、現地のSIMを購入して、SIMを差し替えて使う方が当然安上がりになる。
対して、Apple SIMというのは、1枚のSIMに複数の通信事業者を紐づけることができる。
つまり、国内の通信ネットワークと、海外の通信ネットワークを、1枚のSIMで賄うことができるのだ。
これによって、いちいち空港でSIMを差し替える必要が無くなる。
しかも、契約は現地の通信事業者と行う必要はなく、Appleが窓口になってくれるので、煩雑さもない。
特に海外では、複数の通信事業者の中から、もっとも適した事業者を選べる国もあり、自由度が高い。
日本国内では、今のところauだけ
日本国内では、今のところ使えるネットワークはauのみ。料金は通信量1ギガあたり1,500円と、MVNOと比べると結構割高。
誤解のないようにしたいのは、例えば、AppleSIMを国内で使う時に、そのSIMにMVNOの好きな事業者を割り当てる、などということはできない。
あくまで、私たち利用者が契約するのはAppleであって、そこから先はAppleが使用するネットワーク回線となる。
9.7インチ版と12.9インチ版でセルラー通信は異なるのか
結論から言って、全く同じである。
先ほど、いくら調べてもよく分からなかったので、直接Appleのアドバイザー氏へチャットで問い合わせたから間違いない(笑)
公式サイト上は微妙に異なるが、「Apple SIM内蔵」というのは、あくまでSIMが標準で入っているだけで、それを取り外して、MVNOや他のキャリアのSIMに差し替えることは可能という答えだった。
だから、「Apple SIMしか使えないのでは?」と心配しているのであれば、部長を含めその心配は無用だ(笑)
あとがき。
というか、公式サイトの表記がちょっと紛らわしいよね(笑)
「内蔵」と書かれてしまうと、それ専用の仕様と勘違いしてしまうぞ。
「標準添付」とでもしてくれれば、こんな疑問は無くなると思うのだが・・・
皆さんの参考になれば幸いだ。
この件について、追加記事があります