【レビュー】Jayfi JA40カナル型有線イヤホンで久しぶりにガッツリ低音を堪能したゾ!

iPhone7が発表になり、有線イヤホンジャックが廃止されてしまってからというもの、Apple純正のEarPodsを含め世はワイヤレスにまっしぐらに突き進む様相を呈している感がある。

確かにワイヤレスイヤホンは、昨今低価格化と高性能化が一段と進み、その取り回しの便利さも相まってこれから爆発的に普及してゆくだろう。

だが、言うまでもなく、ワイヤレスにはワイヤレスの、そして有線には有線のそれぞれ長所と短所があって、どうしても有線でなければ求める音質を聴くことができないという場面に遭遇することは少なくないのだ。

今回は、Jayfiさんから有線イヤホンのサンプル提供を頂いたのだが、「なぜこのタイミングで有線?」と思われる方もいるだろう。だが先述の記載の通り、ワタシは改めてここで有線イヤホンの素晴らしさを体感するに至り、レビューをすることにした。

Jayfi JA40の美しいクロームメタルの小さなイヤホンハウジングは、見た目も非常に美しい

今回Jayfyより提供されたJA40というイヤホン。その外観はまるで貴金属のような美しい外観を備えたものだった。

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それはとても小さく、こんなハウジングでシッカリと音が出てくれるのかと心配になってしまうほどであるが、とにかくデザインが秀逸だ。

クロームでメタリックされたハウジング本体と、そこから伸びるケーブル部分に至るまで丁寧にデザインされている。一言で言って「カッコいい」というのがこのイヤホンの特色だ。

 

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左のイヤホン部分のみをクローズアップしても、その光沢は一点の曇もなく、低価格なイヤホンとは思えないほど高級感を醸し出しているのがわかる。

 

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イヤーピースを外すと、スピーカー部分が顔を出すが、ここにも網目の加工が施されていて、見えない部分も手抜きされた感じを全く受けない。

 

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これはリモコン部分だが、その大きさは非常に小さい。ボタンは一つだけ装備されていて、曲の再生・停止や電話の着信を行える。小さいながらも、そのボタンは非常に押しやすい。

 

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裏側にはマイクが装備。電話での音声はここから拾うが、マイク開口部が大きいので、相手に伝わる声もシッカリ聞こえるだろう。

 

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そして、ジャック部分も美しくメタリック加工されている。この光沢感は素晴らしいの一言に尽きる。

 

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そして、約1.2mのケーブルを束ねるための、小さなベルクロのバンドが付属していた。有線のイヤホンには、あまりこのようなバンドは付属していることはない場合が多い。だが邪魔にならない大きさでケーブルが絡まないようにするために、使ってみるととても実用的なのだ。

シックなキャリングポーチが付属

イヤホン本体だけではない。イヤホンには持ち運び用のポーチが付属している場合が多いが、このポーチもまた絶妙だ。

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グレーに鈍く光るポーチは、実にこのイヤホンにマッチしたデザインだ。決して高級なポーチではないが、丸めたイヤホンケーブルを収納するのにベストな大きさだ。有線イヤホンは断線しやすいので、こういったポーチに入れて持ち運ぶのは実は重要だったりする。

 

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付属品は3サイズのシリコンイヤーピースと至って普通だが、ケーブルを着衣などに留めるクリップが付属しているのはありがたい。

SoftBankセレクション SE-5000HRとの比較

さて、ワタシが持っている有線イヤホンとしては、以前もレビューをした、「SoftBankセレクション SE-5000HR」がある。

【レビュー】SoftBankセレクション SE-5000HR は徹底的に音質にこだわったイヤホンだ!

このイヤホンは1万円以下ながらもハイレゾ音質に対応した非常に高音質なイヤホンだったが、コイツと比較してみてどんな感じだろうか。価格も異なるし、相手は「ハイレゾ対応」であるから、勝負にならないかもしれないが、まずは外観から比較してみようと思う。

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左が「SE-5000HR」、右が「JA40」だ。

SE-5000HRのほうは、イヤホンハウジング部分がまるで金管楽器のような形をしていて大きく、いかにもハイレゾ対応という感じ。対してJA40の方は半分程度の大きさしかない。

 

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真上から撮影すると、その大きさの差は歴然だ。これでは音質の差は試聴する前から想像できてしまいそうだ・・・

 

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ちなみに、ケーブルの太さを比較してみても、やはりSE-5000HRのほうが幾分太く、JA40のケーブルの耐久性が少し心配になってくる。

 

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リモコン部分に至っては、まるで大人と子供。ただ、使い勝手は全く同じで、ボタンもワンボタンだ。ここはリモコン部分は軽いほうが鬱陶しくないので、小さいほうが人によってはストレスフリーだろう。

 

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見ての通り、リモコンはSE-5000HRの方は左右のイヤホンの分岐部分に存在するが、JA40は右側のイヤホンにつながるケーブルの途中に存在する。実際に通話を行う際は、この方が口元に近づくため、相手に自分の声が届きやすいと感じた。

 

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そして、ジャック部分にも形状に差がある。SE-5000HRの方はL字型のジャックだが、JA40ではストレート型だ。このストレート型のジャックは、以前紹介した、

iPhone6にUgreen 3100mAhのバッテリーケースをつけて使ってみました

こういったバッテリー付きのiPhoneケースを装着した際、アダプタ無しでもそのままイヤホンを挿すことが出来るメリットがあるのだ。

イヤホン重量の比較

外観を見ても、かなりそれぞれのパーツに大きさの違いがあった。ここで気になるのがイヤホンの重量差だ。

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SE-5000HRの方はと言うと「約18g」だった。これはウレタンイヤーピースを装着した状態で重量だけでいうと、ワイヤレスのものに比べて圧倒的に軽い。バッテリーを含まないから、当然といえば当然だが、これがJA40だとどれくらだろうか。

 

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重量「約15g」。その差3gだ。大体50円玉1枚分くらいの違いだが、コレが大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれかもしれない。だが、イヤホンに50円玉をぶら下げるてみると結構な重さを耳に感じてしまうので、この僅かな重量の違いは、人によっては結構大きな比較要素ではないだろうか。

音質の差

もっとも重要な音質の差。有線イヤホンは何と言ってもワイヤレスにはない音質の重厚さが最大のメリットだ。

だが、SE-5000HRはハイレゾ対応であり、JA40は3,000円弱のイヤホンである。その差は歴然だろう・・・と思ったが、コレが見事に裏切られた。

言っておくがSE-5000HRは決して低音質なわけではない。最近はワイヤレスが便利すぎて、色々とワイヤレスを中心に使いまわしているが、しっかりと音楽を聞きたいならやっぱり有線を選びたいし、そんなときはSE-5000HRを耳に装着していた。

だが、このJA40。まったくSE-5000HRとは音質が異なり、とにかくパンチの聞いた音を鳴らしてくれるのだ!

SE-5000HRはどちらかと言うとバランスの取れたイヤホンで、高音も低音も、心地よい音量でシッカリと鳴ってくれる印象が強い。

対してJA40は、「バン」とボーカルが耳の真横で叫ぶように鳴る。音域的には低音重視でバランス重視ではなく、クラシックよりもロックやポップスを聴くと目の覚めるような音圧で、左右の鼓膜をバンバン叩く。そんなイメージのイヤホンだ。

これが、こんな小さなイヤホンハウジングから出てくるとはちょっと信じられないが、見かけによらずかなり力強いイヤホンであると言えるだろう。

さいごに。

iPhone7はイヤホンジャックが廃止されたことだし、これからイヤホンはワイヤレスが主流になることは間違いない。

ただ、有線イヤホンの需要は無くなることはないし、iPhone7の付属品にもちゃんとアダプタケーブルは付属されている。

やはりデジタルに処理されてから伝送されるワイヤレスイヤホンだけでは、音楽を楽しむには物足りない場面も出てくるし、音の良い有線イヤホンはしっかりと持っておくべきと、ワタシはこのJA40を手にして強く感じることとなった。

イヤホンの種類は星の数ほどあって選択するのに苦労するものだが、このイヤホンはボーカルをしっかり聞きたい人に是非オススメしたいイヤホンだ。しかもカッコいいし美しい。コレは、買いだゾ!

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