こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。今日は、ちょっと不機嫌なちゃぼPだ。勘弁してくれ。
ココ最近、ホントにコレ、悩んでるんだ。あー悩む。
それは何かというと、私の持っているCanon EOS 80D。コレが今の俺の愛機なんだ。え、知ってるって?
とにかくミドルクラスの一眼レフ機としてはメチャクチャ優秀。
AFも超早いし、ファインダー視野率100%だし、連写も秒間7コマ。デュアルピクセルCMOSのAFセンサーで映像エンジンはDIGIC6。フォーカシングポイント45点のクロス測離。おまけにバリアングル液晶。
あのね、ハッキリ言って動き物を撮影するのでなければ、コレ以上のスペックはいらないと思う。正直。
だがな、コイツはちょっと普段持ち歩くには重いんだよ。
EOS 80Dへの不満
なんたって、ボディーだけで730gあるんだ。ああ、そういえばココでレビューしてたんだっけ。
【レビュー】Canon EOS 80Dのプログラムオートは好みの設定を記憶できる利便性抜群な撮影モードだ!(3)
な、ボディーだけでこの重さだ。レンズを付ければほぼ間違いなく1キロを超える。
カバンの中に、普通1キロを超える荷物があるかい?
俺のMacBook 12インチはせいぜい800gだ。MacBook Proなら1キロを超えるだろうが、それだけだって結構な重さだ。ましてPCとカメラを両方持ち歩いたら、真夏は地獄になるんだ。
実はこの前、カメラリュックにMacBookとEOS 80Dを入れて背負って東京の品川あたりを歩いたんだ。湿気の多い蒸し暑い日で、しかも坂が多くて、ヒーコラ言って歩いた。
そんなときに、思ったんだ。
シャッターチャンスを見つける前に、目的地にたどり着けるかな、と。
俺は腹が減っていて、食べログを見ながらどうしても蕎麦が食いたくなって、目的の蕎麦屋を目指して歩いた。距離にして約1キロちょっと。
いや、蕎麦屋には辿り着いたし、無事カツ丼ともりそばをぺろりとたいらげた。でもダメだった。雲の多い日だったが、街並みは緑も多くておそらくシャッターチャンスは多かったはずなのに、カメラを出す余裕も、イイ景色を探す余裕もなかった。
そして夜、福井に帰ってきて冷静に思ったんだ。
「コレは荷物を減らす必要がある」・・・と。
そこから、「小さいカメラ」を探す旅が始まったというわけ。
「小ささ」を求めるなら「iPhoneでいいじゃん!」
いささか大げさだが、「小さいカメラ」で画質を求めないのならiPhoneが最優秀だ。
画質だって悪くないし、何よりズボンのポケットからサッと取り出して、3秒で撮影できる。こんなお手軽なカメラはない。
だが、「いい写真を撮れる」かどうかはまた別の話だ。
iPhoneで撮影できる写真は「平均点」な写真だ。構図にこだわり、遠くのものをキレイに撮影でき、コントラストの利いたキリッとした写真は、残念ながらiPhoneではムリ。
ならばコンデジで・・・とも思ったが、コレもイマイチだ。
ソニーのRX100M3という機種にはちょっと惹かれたが、ズームに限界があるし、レンズの交換は当然出来ないから、今後のことを考えるとやっぱり俺には使いにくい。やっぱりこのクラスだとスナップ写真に限られると思ってしまう。
一眼レフは重い。コンデジは軽いのと引き換えに制約が多すぎる。そこで中間のミラーレスカメラだ。これが今の俺の理想に一番近いカメラなんじゃないか。そう思うようになった。
ソニー?マイクロ・フォーサーズのパナ・オリ?それともニコン?やっぱりキャノン?
ミラーレスの選び方はハッキリ言って一眼レフの比じゃないくらい難しい。
とにかくメーカーによってセンサーサイズも形状も大きさもバラバラ。おまけに目指している方向性も全く違う。
一眼レフなら作っているメーカーはニコン、キャノンとペンタックスくらいなもので、レンズもある程度揃っている。フルサイズの高価で重い一眼レフは主にプロ・ハイアマ向け。その下のAPS-Cセンサーのカメラは機能が削られている分小型でアマチュア・初心者向けだ。
ラインナップはどのメーカーも似たようなもので、クラス分けも似通っている。例えば俺の持っているキャノンEOS 80DはニコンでいえばD7200というように、だいたい同じくらいのクラスでカテゴリ分けされているから、あとはレンズやメーカーの得意とする発色などで選べば良い。
だが、ミラーレスは違う。
キャノンのミラーレスは基本的に一眼レフ機を補完するような位置づけで、レンズを変えられるコンデジという感じがするし、ニコンのミラーレスはセンサーサイズが1インチ(キャノンはAPS-C)で画質よりとにかく撮ることを楽しむこと、女性でも手に取ってもらえるように本田翼ちゃんをイメージキャラクターに選んだりしている。
一方のパナソニックとオリンパスは共にマイクロフォーサーズというマウントを使用し、相互に互換性のあるマウントを活かして、独自のカテゴリを驀進中。ちなみにソニーは昔から独自の路線を驀進中。
ソニーの現在のメインで拡張しているマウントは「Eマウント」というが、口径的にはキャノンのEF-Mマウントとほとんど変わらない。α5000やα6000シリーズのように、APS-Cセンサーなら問題ないだろうが、α7シリーズのように、フルサイズのセンサーを載せたミラーレス一眼も存在する。
これはかなりボディーサイズもでかくなるし、マウント的にも結構無理があるんじゃ・・と個人的には思っているが、どうなんだろう。
とまあ、ミラーレスはまだ戦国乱世のように色々な企画や仕様、製品が飛びまくっていて、整理が付いていない。メーカーもユーザーもまだきっと「コレだ!」という方向性が見定まらず、アレコレと試している状況なんじゃないだろうか。
なので、今後あと何年かすれば、きっとミラーレスの世界も、ある程度整理されてくるんじゃないかと思っているが、私の細腕と体力はそれまで持ちそうにないので、ココは一つ好きなものを選びたいな、と思っている。
個人的には、将来的にはフルサイズは従来通りの一眼レフが主流になり、APS-Cサイズのカメラはミラーレスに集約されてくると思う。マイクロフォーサーズのカメラも然り。
それは何故か。
APS-Cサイズのセンサーだと、一眼レフサイズのカメラの大きさはちょっと効率が悪いような気がする。APS-Cの一眼レフと、ミラーレス。コレはどちらも同じセンサーなわけで、それなのにカメラ自体の大きさや重さが倍も違うというのはちょっと効率的ではないと思う。
やはり、そこはファインダーをどうするかということが一番大きく、光学ファインダーのパフォーマンスを電子ビューファインダーが発揮できていないということがあるのだろう。だがやっぱり、カメラを買うなら、小さく、持ち運びしやすい方がいいに決まっているわけだし、EVFの性能がもっと光学ファインダに近づいてくれば、一気にミラーレスに集約されそうな気がする。
というわけで、やっぱり、私はキャノンのミラーレス。ここ最近、EOS M5に関する記事を我慢できずに何度も上げているが、
http://www.omoide-soko.jp/apps/wordpress/camera/6551
今とっても欲しいガジェット
発売まで一ヶ月。ここでキャノンEOS M5とEOS 80Dを比較してみようと思う
Canon EOS M5の発売日が11月25日に決定!店舗での先行展示もあるらしい!
11月25日に発売されるEOS M5。価格はちょっと高めだが、基本性能をきっちりとまとめてきており、コンバーターを介せばEFレンズも使え、カメラとしてのポテンシャルはとても大きく感じる。
他社メーカーのカメラを推す人には「なんも分かってねーな」と言われてしまうかもしれないが、一応フイルム時代から20年ほど一眼レフを使ってきた私なりの現在の心境はこんな感じ。
だがココでまた一つ問題が。
それは「EOS 80Dどうすんねん問題」
ハッキリ言って、カメラの基本性能としてはほとんど同じ。AFもセンサーも連写も。ファインダーが光学式が電子式かと言うくらい。
APS-Cをミラーレスに、一眼レフはフルサイズに・・・
いやいや、そんな資金力はない(笑)
このほとんど兄弟機というくらい同じ性能を持つ2機種を当分は併用するということになるんだろうなあ。
あー、こうやって新しいカメラのことを考えるのが一番楽しいんだよなあ。買っちゃうとボロが目立ち始めるんだろうけど・・・