発売まで一ヶ月。ここでキャノンEOS M5とEOS 80Dを比較してみようと思う

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

デジタル一眼レフを最初に購入してから、もうすぐ1年になる。

当初はニコンのD5500という機種。これはどちらかと言うと一眼レフでもエントリー向けの機種だったが、とても小型で軽量、液晶もバリアングルで使いやすい機種だった。

【レビュー】軽い!小さい! Nikon D5500はデジカメ初心者でもオススメだ!

そして約半年後、ワタシはメーカーを乗り換えるという暴挙に出る。

ニコンからキャノンへ。店頭でEOS 80Dという機種を触ってしまったのが運の尽き、超高速のAFにすっかり魅了されてしまったワタシは、魔法にでもかかってしまったかのようにEOS 80Dを購入し、ニコンの機材を売却してしまったのであった。

【レビュー】Canon EOS 80Dは衝撃的なスペックと最高の外観だ!(1)

「一眼レフ」か、「ミラーレス」か。

先日、キャノンから新型ミラーレスカメラ、「EOS M5」が発表になった。

ワタシの所有するEOS 80Dは言うまでもなく「一眼レフ」のカメラで、光学ファインダーを装備する。

対して、ミラーレスカメラはまだ歴史の浅いカメラで、光学ファインダーを省いたカメラだ。

銀塩フィルムからデジタルへとカメラの基幹技術が移行し、それまではファインダーといえば「光学式」しかなかったものが、「電子式」を搭載することが可能になった。

「銀塩フィルム」は露光(光を当てる)することでフィルムに化学変化を起こさせることによって写真を記録するので、現像するまではその画像を見ることは出来ない。だから、写真を撮影する時はフィルム手前にあるシャッター幕の更に手前に斜めに置いたミラーを設け、その上にペンタプリズムというガラスの多面体を置いて、ファインダーに光を通す。

そうすることによって、「フィルムに記録されるであろう」画像をファインダーで確認して、「コレだ!」という瞬間にシャッターを切り、ミラーとシャッター幕を跳ね上げて一瞬をフィルムに焼き付ける。

一眼レフカメラは直接その「フィルムに記録される」画像をファインダーで確認することが出来るから、ちゃんとした写真を撮るには一番優れたカメラだった。

 

だが、時代がデジタルカメラ主流となってからは、この一眼レフの機構は、もしかすると効率的ではないのかもしれない。

デジタルカメラのセンサーで受ける光こそが「記録される画像」そのものなのであり、その手前にミラーを置いてわざわざペンタプリズムに光を反射させてファインダーで「ナマの画像」を確認しても、それがそのまま記録されるわけではないからだ。

しかもこのプリズムやミラー機構はどうしても大型になってしまうし、何より重たい。重たいカメラはワタシのような素人から、カメラを外に持ち出す気を削いでしまう。

 

どうせ時代はデジタルなんだし、そもそもコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)の世界では、背面の液晶画面でセンサーで受けた画像を確認しながらシャッターを切ることが、随分前からスタンダードだったじゃないか。

そう考えると、わざわざ重たい機構を搭載してまで、レフレックス(反射)方式に拘る必要もないんじゃないかと思えてしまう。

ミラーレスカメラというのは、大雑把に言えばこの「コンパクトデジタルカメラ」のレンズを交換できるようにしたカメラで、背面の液晶モニターのみで画像を確認できるものから、「電子ビューファインダー(EVF)」を装備したものも存在する。

 

ワタシはちゃんとした写真を撮影するときにはファインダーがないとダメだ。どうもイメージが沸かない。液晶画面は便利だし、画像を確認するだけならそれで必要十分だが、写真を撮影するということは、撮影される限られた四角形のエリアに構図を決定する作業が必須だ。

これはなんというか、いかにも人間の感覚というか、「そこにある風景を切り取る」のではなくて、「風景と対峙しながら構図を色々とイメージして切り抜く」という作業に近いと思う。それには液晶画面というオープンな環境ではなく、ファインダーという閉じた環境の方が集中できる。

でもそれは別に、光学式でも電子式でもいいと思う。EVFではその画質や色合いなどが問題になってくるが、ココ最近のEVFは目をみはるほど良い画質になってきているし、しかもそこには撮影に必要な様々な数値を一緒に表示してくれるので、敢えて光学式に拘る必要は少なくなっているとワタシは思う。

 

ということで、EOS M5。コイツをこの前銀座で触ってからというもの、かなり魅力的に感じてきてしまっているワタシ。

ちょっとここでそのスペックを紐解いていきたい。

EOS M5とEOS80Dは何が違うのか?

そもそも、ミラーレスカメラはキャノン以外にも長年のライバルニコンや、ソニー、パナソニック、オリンパスなどからもたくさん発売されている。

むしろキャノンやニコンなどの昔からの光学メーカーは後発組で、機能性や使い勝手などはもしかしたらソニーやパナソニックの方がいいかもしれない。

だが、コレもワタシの勝手な偏見かもしれないが、ソニーのカメラ、パナソニックにカメラはどうしても「家電」である感覚が強くて、あまりそそられない。いや、もちろんいいカメラ、たくさん出しているし、否定するわけではないけれど、コレは個人的な感覚なので許して欲しい。

 

ワタシがキャノンのEOS M5に惹かれるのは、やっぱりそれが「家電」や「電子機器」ではなく、「カメラ」であったこと。これは実際に触って改めて思った。

80Dと比べてかなりコンパクトで軽い、おまけにレンズまで小型。キャノンの一眼レフのレンズマウントは「EFマウント」もしくは「EF-Sマウント」というものだが、ミラーレスは「EF-Mマウント」なので、そもそも一眼レフレンズとの互換性はない。

よく言われるのが、「ミラーレスカメラはレンズのラインナップが少ない」と言われる所以がコレだ。登場してまだ間もないので、それほどMマウントのレンズのラインナップ自体が少ない。だが、ありがたいことにミラーレスカメラでもEFマウントのレンズが使えるコンバーターがキャノンから発売されていて、コレを使うとサイズは若干かさばるが、ミラーレスカメラでEFマウントのレンスが使えるようになる。

普段はミラーレス用のMマウントのレンズを使い、望遠撮影を行うような場面ではマウントコンバーターを使ってEFレンズを使う。これは実に合理的な使い方じゃないだろうか。

ハッキリ言って望遠レンズなんて、年に数回しか使わないし、ちょっとぶらっと撮影する時にはまず持ち出さない。山で野鳥を撮影するとか、スポーツやレーシング上で遠くから被写体を追いかけるとかという場合に持って行くくらいだ。だからそのときだけちょっとかさばっても特に問題ではないのだ。

 

では機能的、スペック的にはM5と80D、どの程度違うのか。

Canon EOS 80DとM5のスペック比較

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このカメラは、キャノンの一眼レフの中でもミドルクラスの位置づけで、俗に「二桁D」シリーズと呼ばれる。カメラをしては質実剛健、基本性能はしっかりしていてポテンシャルも高く、プロカメラマンがサブマシンとして常用しているケースも多いカメラだ。

 

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対する11月下旬に発売予定のミラーレス「EOS M5」は、ミラーレスの中ではハイエンドのカメラ。そのスペックは、これまでキャノンから発売されてきたEOS Mシリーズを大幅に凌駕する仕様となっている。

両モデルの基本的なスペックは以下の通り。

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こうして改めて見ると、映像センサーはどちらもAPS-Cサイズで基本的な撮影に関するスペックはほとんど同じ。

主に違うところといえば、

  • 暗所ではM5の方が高感度撮影に強い。但し、暗所でのAFは80Dの方が強い
  • バッテリーが小さい分、M5の方は予備バッテリーを持っていたほうが良さそう
  • シャッタースピードは80Dは1/8000秒、M5は1/4000秒まで対応
  • 背面液晶はM5の方が広く、画素数も多い
  • 連写は80Dは7コマ、M5は9コマ
  • 重さはM5は80Dのほぼ半分

というところ。コレ以外にも細かい違いはあるので、詳しくはメーカーサイトを確認して欲しい。

コレだけ見ると、めったに使わない領域でのそれぞれに僅かな優劣があるくらいで、ほとんど同じ仕様と言ってもいいくらいなのではないだろうか。

さいごに。

ハッキリ言って、スペックがほとんど同じで重さ半分なら、80DからM5に乗り換える価値は十分にあるんじゃないかと思っている今日このごろ。

うーむ、発売まで一ヶ月。

もう少し悩むことになりそうな秋の福井であった・・・

カメラの銀座ショールームに行ってきたゼ!(ソニー編)お目当てはモチロン・・・

何も聞かないでください。

ええ、ワタシは先日東京に行ったついでに、どうしても行きたかったソニーとキャノンのショールームに行ってきたのですよ。

場所は銀座。ほんの数ブロック隔てたところに、どちらのショールームが存在するという何とも福井では考えられない状況が銀座にはありました。

そして、無事触りたい機種に触ってくることが出来たので、ちょっと旅レポとは違いますが、興奮冷めやらぬうちにレポートしてみたいと思いますぞ!

最初に訪れたのはソニーショールーム「GINZA PLACE」

銀座4丁目の交差点に、まるでブティックかと思わんばかりのガラス張りの建物。そこは「GINZA PLACE」という、複数のメーカーがショールームとしている複合型の商業ビルとなっています。

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地下鉄銀座駅に地下直結となっているこのビルは、下層階が日産のショールーム、上層階がソニーのショールームとなっていました。

向かいの日本橋三越の特徴ある建物と時計が、ビルのガラスにきれいに反射してキレイ!

 

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「SONY」のロゴと青い空がとっても美しい。

まずは、「音響関連」フロアへ

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中に入って5階まで上がってゆくと、お客さんは外人さんばかり。さすがSONYですね。この階は今丁度発売となったPSVRが展示されていて、デモ機を体験することが可能なようでした。

ワタシはあまり興味がない(笑)ので、とりあえずスルー。

 

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少し奥に進むと、Walkmanやワイヤレスヘッドホンなど、音響関連のハードウェアが所狭しと並べられております。

 

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これはワイヤレスのハイレゾ対応ヘッドホン。ノイズキャンセル対応のものもあります。

BOSEのQuietComfort35を所有しているワタシですが、ソニーのヘッドホンは音の解像度が高く、BOSEのものより繊細な音が聞き取れる感じがします。BOSEはどちらかと言うともう少しナチュラルでノイズキャンセリングもBOSEの方がよく効く感じです。

そして、いよいよ「カメラエリア」へ

エスカレータで一階下り、4階へ到着すると、そこはワタシの大好きなカメラばかりのフロアです。(笑)

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まず最初に見たのは、何と言ってもソニーαシリーズの頂点である「α7シリーズ」。ソニーのフルサイズ一眼ですね。

ソニーはニコニやキャノンにあるところの「一眼レフ」というカテゴリがありません。言ってみれば、高級機から中級機まですべて「ミラーレス」。ですから光学ファインダーがないのです。

ですから、「高級一眼カメラ」といえども、キャノンやニコンのそれに比べ非常に軽量なのが特徴です。

ただ、いくら軽量でも価格はとってもいいお値段(笑)

 

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ココはミラーレスカメラのゾーン。価格も数万円〜十数万程度のものが多く、小型で女性でも持ち運ぶのに抵抗のないサイズです。

こんなに小さいのに、ちゃんとEVF(電子ビューファインダー)が付いた「α6000」はかなりいい機種だと思います。少し発表は古いモデルですが、その上位機種「α6300」も良いですが、形はほとんど同じなのに、価格は1.5倍くらいします。機能が多いのはいいですが、ちょっとそこまで出すかというと正直微妙。

うーん・・・

 

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別のテーブルには、様々なカメラがタブレットに接続されていて、試写した映像をリアルタイムでタブレットに映し出せるようになっていました。

どれも非常に美しく撮影できていましたよ!

 

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そしてコレ、何だと思います?

この小ささはどう見ても「コンデジ」の大きさなんですが、実はコレ、コンデジでありながらセンサーはフルサイズというお化けカメラです。

需要、あるのかな?と一瞬疑ってしまいますが。

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そしてそのお値段はと言うと、40万超えです(・o・)

コンデジですよ?コレ。

まあ、ちょっと自分のお金では買えませんねえ。持っていたら自慢できそうだけど。

 

というわけで、小一時間ほどソニーショールームでカメラをいじってきました。スゴく楽しかった。

でも、ちょっとその後に寄るところがあります。しかもココからあるいですぐの所が!!

 

それはどこかというと・・・

・・・次回のお楽しみです(笑)

今回行った「ソニーショールーム銀座」

続きはこちら

http://www.omoide-soko.jp/apps/wordpress/camera/6551

ひらくPCバッグminiを7ヶ月使い続けたら結果こうなった!

どうもこんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)でございます。

いきなりですが、今年は本当に色々とある年でございまして、まあ仕事上でもプライベート上でも色々とありました。

ですが、まあ会社員でございますから、毎日バッグは持っていくわけですよね。

当然ワタシはひらくPCバッグminiを買って以来、約7ヶ月間毎日持ち歩いています。

購入した時のレビューはコレですね。

【レビュー】ひらくPCバッグminiにMacBookとデジタル一眼レフを入れて持ち歩こう!

買ったの2月なんだ、、もう7ヶ月が経過してますね。そうそう、寒い中佐川の営業所に品物を撮りに行った記憶があるもん。

それ以来、毎日使っているのですが、ハッキリ言って、ぱっと見、革でもありませんし、ナイロンのバッグですから、そのうち型くずれしちゃうのかな〜なんて思いながら持ち歩いてました。

ですが、ひらくPCバッグmini、コイツはマジ凄いです。だって、今のバッグの状態、こんなです。

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ちょっとシワになったりはしていますが、全然劣化してない(笑)超丈夫よ!

自分のことで恐縮ですが、ワタシは物持ちがいい方だと思ってます。スマホとか落としたことないし、バッグも洋服もかなり長持ちする方だと思います。でもさすがに半年以上使っていれば、せいぜいくたびれてくるものです。が、コイツは見かけによらず本当に丈夫です。

とにかく丈夫だし、仕立てはいいし、ほころび知らず

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ファスナーのところなんて一番ガタが来たり、ほころんだりし易いところですが、新品のときと全く変わりませんね。よほど縫製がしっかりしているんでしょう。

 

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横から見て三角形の特徴的な形状もかった当時のままです。

 

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そうそう、パンチングポケットのところだけは革なんだよね。いい感じで柔らかくなっている感じですが、表面が剥がれたり、亀裂が入ったりはしていません。ここにはモバイルバッテリーにつながる充電ケーブルが入っていて、iPhoneを度々充電したりしているんですが、全然壊れません。

 

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底面のターポリン素材のところも全く無傷です。キレイなもんです。

EOS 80Dだってしっかり収納!

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かった当初はD5500を入れてましたが、今はEOS 80Dです。バッチリ入ります。こう見ると、80Dも比較的小型なカメラだなと思ってしまいます。ま、ミラーレスと比べたらかなりデカイんでしょうが・・・

結論:ひらくPCバッグminiは通勤で思いっきり使うべし

最近買ったカメラリュックは普段の通勤にはデカすぎます。通勤にはコイツでホント、十分です。

PCも入るし、喫茶店で作業するにも邪魔にならないし、その気になればカメラも入っちゃいます。

丈夫だし、コンパクトで使い勝手はいいし、なにげにオサレですしね。

ひらくPCバッグmini、一時レザーエディションが限定で発売されましたが、材料の発注ミスで本当に一回限りの発売だったみたいですが、速攻で売り切れ。とにかくこのサイズ感と耐久性、主張しすぎない外観と見かけによらない収納力はなかなか他にないんじゃないかと思います。縦型のショルダーバッグって使うの初めてでしたが、ホントに便利で楽です。

 

今からでも遅くないです。これはミラーレスや小型の一眼レフカメラと13インチまでのMacBookを肌身離さず持ち運ぶ人には最適なバッグと断言できます。

ちょっと高いですが、それだけの価値はあります。長持ちするしね。

まだ持っていない人は是非試してみるといいと思います。きっと幸せになれます。

マンフロットカメラリュック Pro-lightコレクションレビュー〜デジタル一眼レフバッグを本気で悩んだ話(3)

ポケット。

バンガードのバックパックはとてもシッカリ作られていて、丈夫。中身もオレンジとブラックのツートンでクッションもシッカリしています。

VANGUARD バックパック The Heralder48をレビュー〜デジタル一眼レフバッグを本気で悩んだ話(2)

前回私はこのバンガードのHeralder48をレビューしました。

三脚も装着でき、平面の背当てや太いベルトにウエストベルトなど、実際に背負って歩く際にも快適に過ごせるよう、随所に工夫が施されていました。

 

ただ、このバッグには致命的にポケットが少ない。

私はカメラやレンズの他に、パソコンも持ち歩きます。当然の事ながら、パソコンにはいくつかのアダプタや周辺機器類なども加わります。

Heralder48にはそれらを収めるためのポーチが標準で付属していて、これらアダプタ類をまとめておくことが出来ますが、「バッグを開いて、ポーチを取り出し、ポーチを開ける」という手順を踏まねばなりません。

収納する際はその逆です。そのアクセスの悪さにはどうしても引っかかります。

家にいるなら構いませんが、外出先で素早く目的のものにアクセスするためには、やはり「専用の」ポケットが付いている方が楽です。

それが私に「モヤモヤ」を与える正体でした。

「Manfrotto Pro-lightコレクション MB PL-3N1-35」は便利なポケットを備える

モヤモヤの中で私の心をどうしても掴んで離さないカメラバッグがありました。

それは有名なマンフロットのバックパックです。名前は「MB PL-3N1-35」といいます。

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マンフロットはイタリアのブランド。そのブランドカラーの赤を随所にあしらったオシャレなデザインは、黒一色のいかにも「カメラバッグ」というこれまでの常識を一掃してくれる素晴らしいデザインです。

 

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外側の左右のポケットは、大型のモバイルバッテリーがスッポリ入ります。

 

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逆側のポケットには、ACアダプタやUSB-CケーブルなどのPC用小物を入れておけます。これならMacBookやiPhoneを充電するときに、素早く目的のものにアクセスできそうです。

 

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バッグ両側にも小さめのサイドポケットがあり、ハブなどの小物を収納可能。

 

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こちら側にはレンズペンやクリーニングクロスを入れました。やはり、ポケットは便利です。

カメラスペースは分厚いクッションでしっかりガード

そして注目のカメラスペースは、分厚いクッション付きのパーティションプレートで守られています。

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カメラの両側にある大型のパーティションが2枚、小型のパーティションは赤が1枚、グレーが4枚付属しています。私はグレーのパーティションは3枚のみ使用。

 

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レンズは60mmマクロですが、この分厚いパーティションならしっかりと衝撃を吸収してくれそうです。

 

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一眼レフの形に合わせて、しっかりカメラをホールドします。

 

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私はここにマンフロットのPIXI三脚や、ブロワーなどを入れていますが、レンズが今後増えていってもこれなら簡単にレンズ収納スペースを増やせます。

 

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カメラ横のスペースには、このように横幅いっぱいに長いものが入れられます。折り畳み傘もバッチリです。

 

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カメラ室へのアクセスは正面の他に、サイドからもアクセスできます。こうやってロックを外して、

 

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サイドのファスナーを開けば、バッグを背負ったままでもカメラへのアクセスが可能です。

 

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そして、このバッグの素晴らしいところは、カメラ横のパーティションがフタのように開閉できるところです。

小さな丸いベルクロを剥がせば・・・

 

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カメラを背負ったまま傘を取り出せます。こういう便利機能を待っていた!

上部気室は広々。カメラ室を開けるときに見られたくないものだって入れられる!

このバッグは2気室構造になっているので、上部は区切られたフリースペースとして使えます。

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両開きのファスナーを開けば1泊2泊程度の荷物は余裕で入れられるサイズの気室が現れます。

このカメラ室と完全に分離された上部気室は、カメラスペースを開いても中身が見えてしまうことがありません。着替えとか、あまり他人に見せたくないものはここに入れておけば、カメラを出すときに見られなくて済みます。

 

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フタにもファスナー付きのポケットがあって、予備のカメラバッテリーやメモリーカードを入れておけます。

 

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反対側はペン立てやポケットがあって、

 

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小さなポケットはモバイルルータにピッタリのサイズでした。

 

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ショルダーベルト付近にある左右のロックを外してファスナーを開くと、

 

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PC用のスペースが出現。これはMacBook 12インチですが、15インチまでイケるようです。もちろんA4サイズの書類やファイルも入れられます。

背当てやベルトは柔らかく、スリングバッグにも変身

このバッグの魅力はまだまだあります。

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まずは、上部の取っ手。これがHeralder48にはありませんでした。

 

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バッグをちょっと移動したい時、電車に乗ったり降りたりするときはやっぱり手持ちになりますから、こういった取っては私にとってはやっぱり必須です。

 

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そしてこれは背面の外観ですが、ウレタンの肌触りのよい素材で作られていて、

 

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ベルトの裏地も通気性の良いメッシュ地です。しっかり汗対策も施されています。

 

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同じ素材で大きめに作られているウエストベルトは、体へのホールド性に欠かせないものの一つですが、それほど荷物を詰めない時は不要の場合もあります。そんな時は、

 

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こうやって裏地の中に収納することも出来てしまうのです。これだとかなり見た目もすっきりしますね。

 

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また、ショルダーベルトのした部分は脱着式になっていて、

 

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斜めにベルトをたすき掛けすることが可能。

 

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普段はこんなふうに背負っているバッグ。でもちょっとカメラを取り出すには動きにくい。

 

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そんな時は、斜めにたすき掛けしてスリングバックとして使います。

 

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シャッターチャンスが訪れたら、こうやってバッグを前に回して、

 

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サイドからカメラにアクセス。素晴らしい機動力じゃないですか!

三脚はバッグの中央に固定

そして三脚ですが、このバッグはHeralder48と違って中央に固定する方式。

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添付のこの袋をバッグに取り付けます。

 

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バッグの中段、もしくは下段にこの袋を取り付けるためのホールがあって、カギ状の金具を引っ掛けます。

 

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あとはこの袋に三脚の脚を入れ、添付のストラップで上部をしっかりと締め付けるだけ。

 

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三脚もマンフロットだともっとカッコイイかもしれませんが(^^;)サイズはピッタリです。

 

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背負っても左右に振れずに、しっかりと三脚がホールドされています。

レインカバーも標準装備

突然の雨に降られても、このバッグはレインカバーを標準装備なので大丈夫。

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背当ての中にメッシュポケットと一体化したレインカバーを吊るして置けるので、イザイという時にはこれを取り出します。

 

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これをクルリと裏返して、バッグにかぶせるだけです。

 

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これなら雨の中でも大事なカメラを水濡れからバッチリ防げますね!

ドリンクホルダーもつけてみた

このバッグ、ふたつほど弱点があって、一つはドリンクを入れるポケットがないこと。

なので、こんなパーツを買ってみました。

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これは、カラビナというロープなどを固定するための輪になった金具に、ペットボトルの首の部分をはめ込む金具がつながっているおもしろグッズ。

これを取っ手の部分に引っ掛けておきます。

そして外で飲み物を買ったら、

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金具をベットボトルの首に引っ掛けます。

 

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するとこんなふうに、ペットボトルを気軽にバッグに吊るすことが出来るのです。ちなみに飲みたいときは、ベルトの途中にあるロックを外すだけですから、とってもお手軽です。

さいごに。

まさに私のモヤモヤを一気に解消してくれるマンフロットのバックパック。

デザインも秀逸でハッキリ言って、このふたつの間でまだ迷ってます(笑)

ベルトの太さはバンガードの方が太く、長時間重い荷物を背負うならバンガードのほうが多分疲れないと思いますし、利便性やデザインを考えるとマンフロットです。

まだあまり長い時間を背負うような機会がないので、これからしばらく時間をかけて試用してみたいと思います。

やっぱり、カメラバッグって奥が深いですね!!

VANGUARD バックパック The Heralder48をレビュー〜デジタル一眼レフバッグを本気で悩んだ話(2)

前回はカメラバッグを散々悩みながら、福井に帰るばかりの私で話は終わってしまいました。

デジタル一眼レフカメラを入れるバッグを本気で悩んだ話(1)

カメラバッグと単に言っても、実に奥が深いものです。

たくさんのカメラバッグがある中で、シッカリとカメラを保護し、且つブログを書くために最適なバックパックとなると、それほど多くはありません。もちろんデザインがワタシ好みという100パーセント主観が入り込むのは言うまでもないですが(笑)

そんな中で候補となったカメラバッグはたったの2つ。

今回はその中の一つをレビューしてみます。

「VANGUARD バックパック The Heralder48」の外観をどうぞ!

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はい、ひとつ目のバッグはコレです。三脚と同じメーカー「バンガード」です。

今回は「The Heralder48」というバックパックモデルを選びました。

いかにも「カメラバッグ」というデザイン。オトコっぽいこういうデザイン好きです。「バックパックと言ってもカメラが主役ダゼ?文句あっか?」みたいな感じですね(笑)

 

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内部を開くと、オレンジとグレーのツートンカラー。下のカメラ部分と上部の2気室構造になっていて、上部にはカメラ関係以外のモノを入れることが出来ます。折り畳み傘もちゃんと入りました。

 

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フタ部分は全開にならないように、ネットで繋がっています。フタを開けた瞬間、いきなり中の物が外に落ちないように配慮されているのだと思います。

 

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カメラ室のパーティションはぶ厚めの保護材でしっかりしています。コレなら少々の衝撃では中のカメラやレンズには何の影響もなさそう。

もちろんこのパーティションはベルクロテープで自由に配置を変えることができます。

 

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側面のクイックアクセスポケット。カメラ本体には全面のフタを開けなくても、側面のファスナーを開くだけで簡単にアクセスすることが可能です。

 

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カメラを取るとこんな感じ。しっかり一眼レフの形にフィットした構造になっていますね。このクイックアクセスが使いやすいんです。いざというときに、サッとカメラを出せないとシャッターチャンスを逃してしまいますから・・・

 

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サイドポケットのフラップにあるファスナーを開いて、クリーニングクロスを入れました。サッと取り出せて便利!

 

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そしてそのプラップの内側にはメディアポケットが。予備のカメラ用バッテリーとSDカードを入れられます。

 

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フタ部分の表側にはポケットがついています。ここにはモバイルバッテリーとペンを挿しています。当然、MacBook 12インチにも充電可能なモバイルバッテリー。カメラだけじゃなく、パソコンも持ち歩くのですから必要不可欠です。

 

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上部には別の小さなポケットがあって、ここにはモバイルルータとレンズペンを収納します。

細かいアダプタ類は付属のポーチに収納

このバッグ、実はポケットがコレだけしか無く、普段私が持ち歩くMacBookやiPhone用のアダプタ類をまとめて入れておくところがありません。

但し、このバッグには標準でこんなステキなポーチが付属していました。

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小さなポーチですが、コレが結構入ります。

 

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ここには、AukeyのUSB 3ポートACアダプタ、純正のMacBook 12インチ用ACアダプタ、Aukey USB-Cケーブル、巻取りリール式のLightningケーブル、USB-Cハブ、ジャパンネット銀行のワンパストークンが入ります。

 

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上部の気室に入れれば上だけ開いてサッと取り出せます。素材も柔らかくて感触もいいです。

 

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このバックパックは気室の仕切りあたりにロック付きのベルトがあって、ここまでファスナーを開くと、上部気室にだけアクセスすることが出来ます。意図せずカメラエリアを開いてしまうことが防げて、なかなかグッドな構造です。

 

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そして、注目のパソコン収納室。側面のファスナーを開いて入れることが出来ます。15インチまでイケるみたいなので、MacBook Proもイケちゃうと思います。私は12インチなのでかなり余裕があります。A4のファイルやノートなどもここに収納可能です。

三脚は側面にガッチリ固定!

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続いて三脚ですが、このバッグは側面に固定するタイプ。三脚のマークが付いている部分のファスナーを開いて、

 

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三脚固定用のポケットを引っ張り出します。

 

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引っ張りだしたポケットの下部に留め具が付いているので、コレをバッグに引っ掛けるとポケットが固定されます。

 

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三脚の脚をポケットに突っ込み、ステー部分をベルトで固定します。

 

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これで三脚はバッグに固定されます。但し、三脚をバッグの横に固定するタイプは重心が偏るのが難点といえば難点。

 

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早速、背負ってみました。こうして見るとかなりゴツいですね(笑)でも不思議とそんなに重さは感じません。

 

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その秘密が、この腰ベルトとチェストベルトです。2本のベルトがバッグをシッカリと体に固定してくれることによって、バッグを肩だけでなく体全体で支える形になります。長時間背負うのであれば、こういった構造になっているものを選んだほうが絶対にいいと思います。

夏場でも涼しく!メッシュ仕様の裏地

そしてバッグの裏側。

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コレは背中に当たる部分ですが、スーツケースのハンドルに固定するためのバンドが真ん中にあり、その上に両肩の肩甲骨に当たる部分、下に腰が当たる部分と計3点の背当てがあります。

 

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背当て部分とベルトの裏も合わせて素材はメッシュ!暑い夏に背中の風通しが悪いのは最悪な気分になります。でもこれはとっても涼しそう!

 

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合わせて、ショルダーベルト部分に装着できるスマホ用ケースも標準装備です。iPhone6までなら入りますが、スマホケースをつけるとかなりきつくなってファスナーが閉まらなくなります。薄いケースなら大丈夫でしょう。

レインカバーも標準装備

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最後に、バッグの下部にある「rain cover」のポケット。

 

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この中にあるレインカバーを引っ張りだして、バッグにかぶせます。

 

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突然の雨が降ってきても、コレなら大丈夫。バッグ自体も撥水加工は施されていますが、激しい雨に打たれるとさすがに浸水する可能性もあります。カバーをかければバッチリ水の侵入を防いでくれるでしょう。

さいごに。

デザイン良し、機能性良し、背負い心地も良しの三拍子そろったバックパック。フル装備だとかなり重くなるにもかかわらず、長く背負っていても腰も痛くならないし、まさに私が求めていた理想のバックパックではないかと思いました。

とても良いバッグです。撮影旅行に行くなら、カメラ以外に持っていくものが少ないなら、喫茶店に立ち寄ってブログを書くことをしないなら、私はきっとこれを長く使い続けるでしょう。

ただ、少し使っているうち、「うーん・・・」と感じてしまうことが出てきたのです。

それ以来、また「モヤモヤ」とした思いが私の中を駆け巡ります。

 

そのモヤモヤとは?

事態はまたまた急展開を迎えることになります。

悩んだ末に私の取った行動とは・・・

続きは次回になります。まだまだ続くこのカメラバッグシリーズ、お楽しみに!

デジタル一眼レフカメラを入れるバッグを本気で悩んだ話(1)

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

Canon EOS 80Dを手にしてからというもの、レンズとか三脚とか、必要なものをいろいろと揃えてみたのですが、D5500からはかなりのサイズアップとなってしまったので、持ち運び用のバッグはどうしようかと真剣に悩んでしまいました。

もちろん、毎日の通勤にはひらくPCバッグminiを持ち歩いていますし、その中に入らないわけではないんです。

カメラの縦のサイズが大きくなったので「入らないかなぁ?」と半ばあきらめていたらすんなり入りました。だから持ち運ぼうと思えば、ひらくPCバッグminiでも持ち運べます。

 

ただ、このバッグだと、カメラ本体とレンズ1本が限界。それ以上入れると他のものが入らなくなります。

それに、高価なカメラですので、やはり耐衝撃性は絶対に重要。昔Nikonのフイルム一眼をバッグの中でぶつけて壊してしまったことがあるので、EOS 80Dを手にして以来、しっかりとカメラを守ってくれるバッグの必要性を感じた毎日が続きました。

で、カメラバッグというと、ショルダータイプのものだったり、両肩に背負うバックパックタイプだったり、様々です。そして、同じタイプでも、容量に差があったり、ポケットの数、三脚も持ち運べるもの、カメラエリアとその他のエリアを分けられるように出来るもの、実にいろいろなものがあることがわかりました。

もう、とにかく滅茶苦茶種類があります。サイズも様々ですし、どれを買っていいのやら・・・

ちゃぼP、Amazonの画面を前に、悶々とする日々が続きました。

カメラを守るには、カメラ用のバッグがベター

カメラというのは精密機器です。まあ、本体はかなり頑丈にできているので、多少の衝撃で故障してしまうことは少ないかもしれませんが、バッグの中で固いものにぶつかればキズがつくかもしれませんし、万が一故障しようものなら、ユーザー過失で保証期間内でも有償修理になる可能性があります。

それと、レンズ。レンズはカメラ以上に繊細なキカイです。レンズ面はキャップでカバーできても、衝撃でちょっと内部のレンズや駆動機構がずれたりすれば、AFはおろかマニュアルでもピントすら合わなくなる可能性があります。

だから、ちょっと高価ではあるのですが、きちんとカメラやレンズ類をそれぞれクッション性のあるパーティションで仕切られた、「カメラ用バッグ」をチョイスすることを考えました。

ショルダーがいいか、バックパックがいいか

普段、私はクルマでの移動が多いですから、手軽に持ち出せて、出先でもサッとカメラを取り出せるショルダータイプがいいかな、と最初は考えました。

ショルダータイプだけでも、様々なメーカーからいろいろなモデルが発売されています。ショルダータイプのバッグでも、三脚をバッグの下に吊り下げられるように設計されているモデルもあります。

ただ、これまでも出張などでブリーフケースにたくさん荷物を詰め込んで、肩にかけて歩いたときに感じたことがありました。

 

それは「腰に来る」こと。それから「背負えたらいいな」ということ。

数年前にスポーツジムでぎっくり腰をやってから、ショルダータイプのバッグは本当にツライです。軽ければ大したことはないのですが、5キロを超えてくると辛くなってきます。

わたしはブリーフケースを肩に担ぎながら、ずっと思ってました。「背負えたら楽なのに」って。

 

そうなんです。やっぱりある程度重くなれば、片方の肩で支えるよりも、両肩で背負ってしまった方が楽ですし、そのほうが理にかなっています。

今回想定される荷物は、「EOS 80D」「18-135mmズーム」「60mmマクロ単焦点」「三脚」。これにMacBook 12インチとアクセサリ類、折り畳み傘、BOSEのヘッドホン、モバイルバッテリーにモバイルルーターなどが加わって行きます。

到底5キロでは収まらないことが予測されました。この時点で、心はバックパックに完全に傾いていきました。

カメラバッグのブランドはどこがいいのか

正直言って、カメラバッグのブランドなんてよくわかりませんでした。

ニコンなどからはバッグも出ているようですが、さすがにそれにキャノンのカメラを入れるわけにはいきません。

Amazonを眺めてもよくわからなかったので、これは現物を見るしかないだろうという結論に達しまして、実は先日、出張の空き時間を使ってヨドバシアキバを偵察。カメラバッグ売り場を実際に見てきました。

 

まず最初に目についたのが「ロープロ」や「マンフロット」という海外の一流ブランドのバッグです。

「ロープロ」はカメラバッグを主に販売しているメーカーで、ショルダータイプやバックパックタイプだけでなく、ポーチやスリングタイプなど、実に多種多様な製品群を誇っています。

ロープロショルダーバッグのレビュー記事はこちら

【レビュー】カメラだけを持って出かけるなら、Loweproショルダーバッグがおススメ

 

一方の「マンフロット」は、バッグに関しては後発組。元々は三脚を主に取り扱うメーカーです。カメラバッグに関しては数年前、イスラエルの「KATA」というブランドを吸収して今に至っています。

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いずれのメーカーのバッグも多種多様な種類があり、実際多くの商品を前にしても、どれを選んで良いのやら。商品を手にとって、中を開けたり背負ったりしてみてもイマイチピンときません。

今から思えば、この時は自分のカメラを持って行かなかった(仕事でしたから)ですし、短い時間でしたから、これらのバッグに自分のカメラを入れて背負って歩くという実感が沸かなかったのでしょう。

 

そこで、ちょっと別の棚も覗いてみることに。

裏側をみると、こんなバッグが吊るされていました。

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アウトドア用品で有名な「スーリー」です。カメラバッグというよりは、汎用的なアウトドア向けのバッグという印象で、実際の商品もカメラをガッチリと保護するというモノはちょっと少ない印象です。

その分、他の荷物はたくさん入りますので、小さめのコンデジやミラーレスと一緒にPCや宿泊用の荷物などをたくさん運びたいという人にはかなりいい感じで持ち歩けるんじゃないかと思います。

 

そして、隣の棚にはこちらのメーカー。

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先日購入してレビューした三脚のメーカー、「バンガード」です。

このメーカーのバッグのテイストは「ロープロ」に似ていると感じます。なんというか、色使いとか形がロープロの方向性です。マンフロットなどに比べて、スタイリッシュ感はありませんが、「カメラバッグ」っぽい作り。三脚もそうでしたが、質実剛健という感じです。

 

小一時間でしょうか。カメラバッグの実物を前にして、「こっちはポケットが3つあるな」とか、「サイドからカメラを取り出しやすいな」とか、いろいろと店頭で試してみました。そして何より、「バックパックが逆さになっても、カメラがバッグの中で遊ばない」ということが肝心です。そうじゃなければわざわざゴツいカメラバッグを選ぶ必要がありません。

そんな中で、ちょっとこれはいいな、使ってみたいな、と思わせるバックパックが2つほど見つかりました。

・・・と、今回はここまで!

ココで買うかと思わせておいて、ちゃぼP買わずに福井に帰ります(笑)

だってお仕事で出張だもの。そんな大きなカメラバッグを抱えて片道4時間近くを新幹線で過ごすわけにはいきません。

 

それに、ちょっとじっくりと家に帰って考えたかったというのもあります。なにせ、安い買い物ではありません。カメラバッグというのは、単なるナイロンの袋ではなくて、素材や利便性、クッション性から背負った時の体への負担など、様々な知恵のかたまりで出来ていると言っても過言ではないほど技術が詰まっています。

だからそれなりのお値段(大体2万円前後)です。バックパックにしては高いと思いますが、そんなものです。カメラを壊すよりいいですし、旅先で腰を痛めて悶絶してあちこちの喫茶店で休憩と称してコーヒーを飲みまくった挙句に散財して後悔するくらいなら、多少値が張っても、しっかりしたものを買って持ち歩きたい。

 

それから、カメラに詰める荷物は何にするのかも重要です。

それらをどうやってバッグに詰め、旅先でどんな格好でカメラを取り出すのか。カメラやレンズ以外のMacBookやアクセサリ類は取り出しやすいのか。

例えば喫茶店に行って窓際の席に腰を下ろし、カメラとMacBookを取り出してSDカードアダプタを装着して画像データを吸い出し、モバイルルータ経由でブログにアップするにはどのバッグが一番スムーズなのか。それ以外の宿泊グッズなどを詰めるスペースはちゃんと確保されているのか。

 

とにかく一重にカメラバッグと言っても、考えることが山のようにあるのです。とても店先の小一時間では判断がつきません。

そこで福井に戻ってから、じっくりと考えることにしました。

果たして素人カメラマンちゃぼPが選んだカメラ用バックパックはどれになったのか!?

この続きは次回にご期待ください!

【レビュー】VANGUARDカーボン製トラベル三脚 VEO 265CBはセンターポール反転機能付き!

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

EOS 80Dを手にしてから、カメラ熱が冷めやらずに、花火を撮りに行ったのはつい一昨日のこと。

http://www.omoide-soko.jp/apps/wordpress/gallery/5872

当然花火の撮影には三脚は必須のアイテムだが、これまで使っていたAmazonベーシックのトラベル三脚ではちょっと高さが足りないと常々思っていた。

【レビュー】Amazonベーシックカーボン三脚、軽量高機能で超オススメ!

コレ、最大まで縮めると30cmほどになり、重さも約1.1kgと、持ち運びにも便利。作りも結構しっかりしていて、スゴく使いやすいのだが、最大に伸ばした状態でもおよそ130cmほどの高さしかなかった。これだとカメラを据えた状態にしても、アイポジションはかなり下になってしまう。

花火撮影は、被写体がかなり動くため、どうしてもファインダーを覗きながらの撮影となるため、もう少し高さのある三脚が欲しいと思っていた。

そんなことを考えながらAmazonを覗いていたら、なんだかスゴくカッコ良くて、思わず持ち出したくなりそうな三脚たちを見つけてしまったのだ。

軽量でもしっかり撮影。悩める2つのトラベル三脚

今回三脚を選ぶポイントとして重視した点は以下の6点。

  • 持ち運びを考え、重量は1.5kgまで
  • 収納時40cmまで縮められること
  • 最伸長150cm程度は欲しい
  • 収納が簡単で、据えた際にしっかり安定すること
  • 価格は3万円以内
  • アルカスイス互換のクイックシューになっていること

探していたのは持ち運び前提のいわゆる「トラベル三脚」なので、運搬性を重視すれば何かが犠牲になる・・・というもの。伸長を確保したければ、どうしても縮めた際の長さが長くなるし、収納時コンパクトなものを選ぶと、あまり高さは期待できなくなる。

 

そんな中で、候補となったのは以下の2つ。

まず一つ目は、有名な「マンフロット」のBefreeのカーボンタイプだ。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH
マンフロット (2015-01-16)
売り上げランキング: 10,188

これは、以前から発売されていたアルミタイプに追加となったカーボンタイプのモデルで、なんと重さが「1.1kg」!今持っているAmazonベーシックのモデルとほぼ一緒だ。

最伸長は142cmと、150cmには若干届かないものの、これまで130cmだったのと比較すればかなり高い位置までアイポジションを持ってくることができる。

収納時も40cmまで縮まり、デザインもマンフロットらしいオシャレなデザイン。うーん、スバラシイ。

 

そしてもう一つ、候補となったのがVAVGUARDから発売されているVEO(ヴィオ)シリーズのカーボンタイプだ。

コレ、重量は1.5kgと、先ほどのマンフロットのものと比べると400g重い。だが、その分作りはガッシリしていて脚も太く、何より収納時の絶妙なギミックと、オレンジの入ったゴツいデザインが私の好み。

最伸長150cmで伸長173cmの私がこの三脚の前に立てば、ちょうど目の位置にファインダーがピッタリと来るし、収納時も40cm。これは悩む。

重さを重視して若干の高さは我慢するか、重量400g増を甘んじて受け入れて好みの物を選ぶか・・・

果たして、我が家に届いたのは、、、

「VEO 265CB」はカーボン製で最小40cmまで縮められるトラベル三脚だ!

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結局400gの重量増を受け入れて、私はVANGUARDの方を選んだ。うーん、オレンジのワンポイントカラーが入ったカーボン三脚、やっぱりカッコいい。収納時に40cmまで縮めることができて非常にコンパクト。おまけにこんなキャリングケースもついてきた。

 

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このキャリングケースはあらかじめ三脚の形状に合わせて三角形になっており、肩にかけた際に体にフィットしてくれる。

 

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ナイロン地の手触りの良い生地に「VEO」の文字と、アクセントカラーであるオレンジのラインがスタイリッシュな印象を与えてくれる、とても好感の持てるキャリングケースだ。

 

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本体の方はというと、脚の一本にだけ、ラバーグリップが装着されている。コレが結構持ちやすい。

 

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伸縮部分はネジ式ではなくロック機構タイプ。この三脚は5段タイプなので、ロックは4つだ。3段のものに比べて伸縮に手間は増えるが、脚の太さがもっとも太い部分で26mmと、トラベル三脚にしてはかなり太くなっている。

 

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5段の脚の最下部の一番細い部分でも、ある程度の太さが確保されており、しなってブレが発生することはなさそうだ。

 

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石突き部分は、状況に応じてゴム足とスパイクを使い分けることが可能。芝生や土の上など、柔らかい場所ではスパイクに変更したほうが安定するだろう。

自由雲台はアルカスイス互換プレート装着が可能

VEO 265CBに搭載されている雲台は、自由雲台になっている。

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水平方向の回転スケール付きボール式の自由雲台。ガタツキなどもなく、質実剛健な作りだ。

 

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一番大きなツマミを緩めて、自由雲台部分を可動させる。微妙な締め具合で動きがスカスカにならず、構図の微調整もしやすい。

 

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プレートを装着する台座部分には水準器を装備。上の銀色の突起が、ここを緩めた際にプレートに引っかかり、カメラが落下することを防ぐ仕掛けになっている。

 

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プレートに装着されているカメラ固定用のネジは、標準のものはコインで締めるタイプのものだったが、私は出先で手締めできるように、ペグ付きのサードパーティー製のものに交換した。

交換したネジはこちら

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こんな感じでガッチリとカメラにプレートを固定して、三脚に装着しよう。

 

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エレベータをいっぱいに伸ばしたもっとも高さのある状態。この状態でカメラのファインダーが大体165cmほどのところに来る。

 

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公園の時計台も、バッチリとホールドして撮影することができた。

開脚は3段階、扱いやすいボタン式!

撮影現場での三脚の開脚は、できれば素早く行いたい。ロックを解除する仕組みはメーカーや型番によって異なるが、このVEOシリーズはボタン式。

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この脚の付け根にある銀色のプッシュボタンを押して角度調節を行う。一番高い状態で20°、ボタンを1段階押し込んで脚を広げると45°(上の写真の状態)だ。

 

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一番深くボタンを押し込んで脚を広げれば、80°まで脚を広げることができる。このボタン式のロック解除は、レバー式に比べて指を挟むこともなく、とても扱いやすいと感じた。こういった機構の工夫は慌ただしい撮影現場で急ぎセッティングする際にとても役立つだろう。

センターポール反転!このギミックは初めて見る!

さて、VANGUARD VEOシリーズの最大の特徴が「センターポール反転」だ。

三脚を収納する際、トラベル三脚の多くが3本の脚を反転させる方式を採用している。実際、Amazonベーシックのカーボン三脚も脚の方を反転させて収納する方式だが、このVEOシリーズは逆転の発想で、センターポールの方を反転させて収納する。

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まず、センターポールの下部にある金色の突起部分を押し込む。

 

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突起を押した状態のまま、センターポール部分を一番上まで引き上げる。すると・・・

 

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あら不思議(笑)センターポールが三脚のフレームの切り込み部分に倒れるようになっている。

 

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これでセンターポールの反転作業終了。あとはエレベータ固定ネジを締めればOKだ。最後に伸ばした3本の脚を縮めれば良い。考えてみると3本の脚を反転させるより、飛び出たセンターポールの方を反転させるほうが合理的とも言える。まさにコロンブスの卵的な発想じゃないだろうか!

 

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縮めた三脚を付属のキャリングケースに収納。専用品なので当然といえば当然だが、ジャストサイズに三脚が収まる。

 

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ケースは、肩にかけるだけで気軽に持ち運ぶことが可能だ。

センターポールを取り外すことで、ローアングルにも対応

このVEOシリーズは、センターポールを取り外すことで、ローアングル撮影にも対応している。

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これが付属のローアングルアダプター。センターポールを三脚本体から取り外すことで装着が可能。

 

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先ほどのセンターポールにある金色の突起部分を、反転時よりもより深く押しこむ。イメージとしては、爪の先でグイッと押しこむ感じ。

 

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すると、先端のプラスチック製のキャップが外れる。

 

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この状態でセンターポールを上に引き抜く。

 

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ローアングル撮影を行うには、それぞれの脚を80°開脚した状態にしておく。

 

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次に、ローアングルアダプターをカメラの三脚穴に装着する。ここはクイックリリースプレートが使えないので注意だ。

 

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最後に、センターポールを抜いた開いた穴の部分にはめ込む。これで完成だ。

 

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ちなみに、ローアングル撮影は、アダプターに直接固定されてしまう状態になるために角度や向きなどは一切調整ができない。

上下の角度は脚の角度を調整する、向きは三脚自体を回転させるなどしてアングルを調整しよう。

さいごに。

今回の三脚のリプレイスに際しては、かなり迷った上での購入となった。というかこんなに悩んだのは久しぶりというくらい迷った(笑)

 

トラベル三脚のカテゴリは各メーカーともに力を入れていて、重さや縮長、段数やギミックなども多岐にわたっていて、自分の写真撮影にスタイルを色々と想像しながら、なかなか「コレだ!」という結論が出しにくかった。

というのも、家の中専用であれば、それほど重さに拘る必要もないし、逆に軽さを再優先にするのであれば、それほど高さに拘る必要もない。

高さも欲しいし軽さも欲しい、それでいて取り扱いもし易いほうが・・・ととても欲張りな要求の中で出した結論が、私の場合はVANGUARDのVEOだった。

 

そんな中、最後まで迷ったのはやっぱりマンフロットの三脚。Befreeのカーボンモデルは、かなり割りきった仕様であるとはいえ、持ち運びを考えると抜群の軽さで、VEOを購入した今でも魅力的に映る。

ただ、基本的に私の移動手段は車によるものが多いことと、アイポジションの高さはどうしても欲しかった、というのが決め手となり、結果的にVEOを購入して正解だったと思っている。

これが、例えば山登りが多い人や、被写体移動があまり多くない風景などの撮影が多い人であれば、重量が軽く、最伸長が若干低いBefreeの方がベスト、という場合も想定できる。

 

三脚選びというのは非常に奥が深くて、まさに撮影の「脚」となってくれる相棒であるだけに、じっくりと自分に合った三脚を選んで欲しいと思うし、この記事がその一助となれば幸いだ。

【レビュー】MARUMI EXUS レンズプロテクターはホコリも汚れも防いでとってもイイ感じ!

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

先日は新開発の超絶静かなCanonの18-135mm USMレンズを紹介したが、レンズを買ったら合わせて買わなきゃならないものがレンズプロテクターだ。

http://www.omoide-soko.jp/apps/wordpress/camera/5813

フィルム時代から、レンズフィルターに関してはケンコーが有名だったので、「Pro1デジタル」にしようかと思ったものの、探してみるとなんともいい具合のレンズプロテクターがあることが分かったので、ちょっとお値段は高めだが買ってみた。今日はそのプロテクターの紹介だ!

「MARUMI カメラ用フィルター EXUS レンズプロテクト」は帯電防止仕様

今回購入したものはこちら。

EXUS01

マルミ光機から発売されている「EXUSレンズプロテクト」。18-135mmはフィルター径67mmなので67mmのサイズを一つ、それからEFS60mmマクロレンズ用に52mmも購入した。

 

EXUS02

このフィルターのスバラシイ機能の一つが「帯電防止コーティング」を施していること。つまり静電気を帯びないので、ホコリをプロテクター表面に寄せ付けない仕様になっている。

一眼レフカメラはどうしてもレンズの面積が大きいため、常に表面に付着するホコリには気を払わねばならず、ブロワーはどこへ行っても必需品だ。

そしてそのホコリは、ほとんどが静電気で付着するものなので、これが軽減されるというのはとっても嬉しい。もちろんその他の汚れ(指紋などの油汚れなど)も防ぎ、且つ撥水加工が施されている。

 

EXUS04

本体を出してみると、リングの部分にはゴールドの文字で「EXUS Lens Protect」という文字と、フィルター径が刻印されている。

 

EXUS05

緑色にコーティングされたガラス面は乱反射を抑える加工がしてある。リングの切り込みもしっかりしていて、レンズキャップをはめ込んでも外れてしまうようなことはない。

見た目からして非常に高品質に作られているという感じがする。

これが最高にアツい撥水効果だ!

実際、帯電防止加工のおかげで、細かいホコリが付着することが非常に少ないのだが、撥水効果がどの程度のものなのか、ちょっと実験してみることにした。

EXUS06

フィルターの中心部に水滴を落としてみた。強力な撥水効果のおかげで、見事に水玉が表面張力を発揮して丸い玉になっている。

 

EXUS07

これをブロワーを使って吹き飛ばしてみる。すると・・・

 

EXUS08

あっという間に水玉がどこかに行ってしまった。あれれ?どこに行ったんだ?

 

EXUS09

と思ったら、リングの部分に飛んでいた。しかもガラス面には筋や痕すら残していない。これはスゴイ撥水力だ!

言うまでもないが、実際にレンズに装着した際はリング部分の水分はきちんと拭き取っておこう。精密機器には水は大敵である。

 

EXUS10

レンズに装着すると、金色の文字が一層映える。

さすが日本製、品質は最高であると感じる。MADE IN JAPANの文字が誇らしい限りだ。

さいごに。

一眼レフのレンズは、レンズ自体がそれだけで高度に調整された完成品であるため、本来レンズ保護の目的のためにガラスの板を追加することは避けたほうが良いという議論になることがある。

確かに、プロテクターとはいえ反射防止コーティングなどが施されたレンズプロテクターは光学的にごく僅かではあるが撮影画像に何らかの影響を及ぼす可能性はある。

 

だが、素人カメラマンである私にとっては、それほどこだわるほどのことでもなく、それよりむしろレンズのガラス面保護や乱反射を抑えるという効果の方が得られる効果が大きい。

しかもこの撥水力と帯電防止という仕様について言えばアッパレという他ない。それほどに実際外でカメラを使う際のことを考えられているレンズプロテクターだ。

「レンズプロテクター」なんて、レンズを守るためのタダのガラス板だと思うことなかれ、是非EXUSレンズプロテクターを装着して、その品質に触れて欲しいと思う。きっとプロテクターに対する考え方が変わると思うゾ!

67mm

 

52mm

【レビュー】MUSON(ムソン) C1は1万円以下でコスパ最高のアクションカメラ!

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

最近EOS 80Dを手に入れた私ですが、まだまだ紹介したい機能やレンズ、周辺機器などがたくさんあります。

ですが、当然その写りの良さを手に入れるためには、それなりのボリュームといいますか、必要な機材を運ぶにはかなりの重量になります。

 

そういう意味では、iPhoneのカメラというものはすごい発明ですよね。ケータイにカメラが搭載されたのはもうだいぶ前のことですが、iPhoneが登場するまでは、ケータイカメラはオマケのようなものでした。それまでは画質を求めるなら専用の「カメラ」を買うことが普通でしたからね。

その常識を覆してくれたiPhone。iPhoneを使えば、高画質の写真も普通に撮影できるし、動画もOK。ポケットに入れて片手で持ち歩くスマートフォンに、本格的なデジカメを融合させた画期的な商品でした。

EOS  80Dを所有する私も、每日いつもカメラを持ち歩くわけではなくて、簡単な写真はiPhoneで撮影することも多いです。なんといっても軽いし、お手軽ですよね。

そんな私に、普段イヤホン等でお世話になっているSoundPEATSさんより、アクションカメラをご提供いただくことが出来ましたので、使用感などをレビューしてみたいと思います。

「MUSONアクションカメラ C1」はフルHD動画も撮影できる、防水のちっちゃくてもパワフルなカメラ

アクションカメラというと、「Go Pro」が代表格な存在。小さくて高性能、防水でどこにでも取り付けられる手軽さは、スポーツ中のシーンや自転車に取り付けて風景を録画するなど、普段私達が生活している目線で様々なショットを撮影することが出来ます。

ただ、やはりそんなGo Proはお値段も相当です(笑)一番の売れ筋は5万円オーバーですから、立派なコンデジや型落ちの一眼レフが買えちゃいます。用途が限定されるアクションカメラですから、ちょっとそこまでお金を出すのは・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回届いたMUSONのアクションカメラC1はお値段も6千円程ととてもリーズナブル。

ActionCamera01

外装箱には、FullHDとWiFiの文字が。WiFi対応というのが便利そうな感じですね。

 

ActionCamera02

箱から出してみました。本体は防水ケースに守られてしっかりとした作り。というか、Go Proそっくりです(笑)

 

ActionCamera03

防水ケース上部のストッパーを外すと、本体をケースから取り出すことが出来ます。

 

ActionCamera04

取り出した本体。ちっちゃいですねー!なんか玩具みたいな感じですが、コレが侮れないんですよ。

 

ActionCamera05

本体側面には、MicroSDカードスロット、MicroHDMIポートと充電用のMicroUSBポートが装備されています。ちなみにMicroSDは32GBまで対応です。

 

ActionCamera06

ボタンの位置ですが、前面側に電源スイッチとモード切替を兼ねたボタンが配置されています。側面には上下選択ボタンがあります。

 

ActionCamera08

上部にあるボタンがシャッターボタン。横のLEDは、電源を入れると赤く光ります。

 

ActionCamera07

このレンズ、結構大きめですが、非常に画角が広くて、実に170度の範囲で撮影が可能です。ほとんどレンズ先端の真横から撮影できるくらいの感覚ですね。

 

ActionCamera09

続いて背面側の液晶部分。タッチには対応していません。デジタル一眼のタッチ液晶に慣れていると、ついついタッチしてしまいますが、操作はボタンで行います。

設定画面で細かい設定が可能

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設定画面に入ると、ムービーサイズや日付設定、露出補正などをかけることが可能。

 

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ちなみこのカメラ、タイムラプス撮影にも対応しているので、この連続時間のメニューで設定した撮影間隔で一定時間ごとにオートシャッターを切れます。

付属品の多さに驚愕!!

ちょっと見てください。ビックリしたのがこの付属品の多さです。

ActionCamera10

このパーツたち、一体何に使うんでしょう!

説明書を見ると、何やらイラストが書いてあるんですけど、よく海外の商品に見られるように日本語がちょっと変な感じなので想像力を働かせるしかありません(笑)

とりあえず、このカメラには三脚穴がないので、付属品の中にアダプタがないか探してみると・・・

 

ActionCamera19

ありました。これが三脚穴になりそうです。

 

ActionCamera20

本体にはめ込みます。

 

ActionCamera21

マンフロットのPIXIに装着。おー、思いの外カッコいいぞ!

実際に撮影してみた

さて、実際に撮影してみることにします。電源を入れて、液晶モニターを確認すると、

ActionCamera11

まず最初が動画撮影モード。1080pワイドで撮影するモードです。前面側のモード切替ボタンを押すと、

 

ActionCamera12

写真撮影モードに変わりました。続いてもう一回。

 

ActionCamera13

コレは連続撮影モードですね。スポーツ中のショットに便利そうです。

 

ActionCamera14

最後にセルフタイマー&タイムラプスモード。タイムラプス撮影なんか、ちょうど良いですね、このサイズ。面白そうなので、今度ちょっとやってみようかな。

試しに1枚写真を撮ってみたところ、

ActionCamera29

こんな感じで撮れました。やっぱり画角が広いので、かなり大きく歪みます。ほとんどフィッシュアイですね。このカメラの用途としては画角が広くないと意味が無いので、コレはコレで一つの個性でしょう!

画質も悪くありません。

WiFiでスマホと連携してリモート撮影してみよう!

このカメラはWiFi対応。やっぱりコレがあるのとないのでは利便性に雲泥の差があります。

早速iPhoneとこのカメラを繋いでみました。

まず、iPhoneにアプリをインストールしておきます。

インストールできたら、カメラの側面の「↓」ボタンを押して、WiFi待機状態にします。すると・・・

 

ActionCamera22

「iCam-」で始まるSSIDが表示されてくるので、こちらを選択。パスワードを求められたら、「1234567890」と入力します。

 

ActionCamera23

すると、無事カメラに接続できました。

 

ActionCamera24

次に、先ほどダウンロードしたアプリを起動すると、

 

ActionCamera25

「Action Cam」の下に、赤い点が表示されて、接続されていることが確認できます。ここで「Action Cam」をタップすれば・・・

 

ActionCamera26

こんな感じで、iPhoneの画面を見ながらリモートで撮影可能。静止画も動画もイケちゃいます!コレは便利ですね〜。

ちなみに撮影済みの動画や写真も、iPhoneから確認したり、iPhoneにダウンロードしたりすることもできるので、出先でSNSなどにアップするのも簡単です。

さいごに。

約6千円という価格ながらも、決して品質も悪くなく、WiFiでリモート撮影まで出来るのですから、それだけでスゴイですが、この付属品の多さは他にない特徴でしょう。

自転車のハンドルなどに取り付けたりすると楽しいかもしれませんが、私はちょっとこの自転車取り付け用のアダプタを使って、三脚のステーに取り付けてみました。

ActionCamera27

なかなかいい感じじゃないですか?これは色々使えそうです。

三脚のステーに装着できるということはですよ、一眼レフで写真を撮りながら、C1で動画撮影をし続けるということができるワケですよ。憧れのデュアルカメラですよ。なんかスゴくステキなんですけど!!

 

DualCamera01

DualCamera02

メッチャかっこいいです!!テンション上がるぅ〜!(笑)

 

SoundPEATSさん、スバラシイ製品をありがとう!

【レビュー】Canon EOS 80Dのプログラムオートは好みの設定を記憶できる利便性抜群な撮影モードだ!(3)

前回はマニュアルモードの使い方を紹介してみた。

【レビュー】Canon EOS 80Dのマニュアルモードを使いこなせ!(2)

モードセレクターの中にある謎の表記。

それが「C1」「C2」だ。なにか、首都高速のような名前のモードが、このカメラの実に便利なモードである。

この「C」はおそらく、「カスタム」の頭文字で、シャッタースピードや絞りは自動設定されるものの、オートフォーカスのモードや合焦範囲、測光モード、露出補正情報、ドライブモードにISO、RAW撮影orJPG撮影モードなどを自由に設定して、それらを記憶しておける非常に利便性の高いモードになっている。

セレクタを「C1」に合わせたら、撮影モードを自由に設定してみよう!

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まず、「C1」にセレクタを合わせると、「プログラムAE」モードが表示される。

 

EOS_80D29

これが現在の「C1」モードでの設定状態。まず、一番上のISOはオート、二段目の露出補正情報は1/3ステップマイナス、三段目はポートレートや風景、モノクロなどの画質設定をする部分で、現在はオート。その右は太陽光や白熱灯などのホワイトバランスを設定するでこちらもオート。その右は明るさとコントラストを強くかけるかどうかを設定する部分でこちらもオートだ。

四段目はAFモードで、1枚のみの撮影モード(シャッターを半押ししてピントがあったらAFロック)や動体を追いかける際に適した被写体追尾モードなどが選択可能で現在は1枚のみ撮影のモードだ。そして、AFを中央一点でピントを合わせるか、より広い範囲で自動的にピントを合わせるかを設定でき、現在は中央一点で設定されていて、測光モードは画面の全体にバランスよく露出を合わせるか、中央一点で合わせるかなどを設定できる。こちらの現在の設定も中央部一点だ。

 

中央一点のAFと中央一点の測光(スポット測光)、1枚だけの撮影になっていることから分かる通り、これはマクロ撮影や料理の撮影により使いやすいモードになっている。

つまり、直前にどんなモードで撮影を行っていたとしても、ダイヤルを「C1」に合わせるだけでマクロ撮影をスタートすることができるんだ。

これは本当に便利で、例えるなら忙しいさなかに時間を見つけて行きつけのバーに行き、何も言わずにバーテンさんがその人のボトルを出して水割りを作り、好みのツマミを出してくれるようなものだ。

こんなに簡単に自分の好みの写真を撮れる機能があるということは、実にユーザーの撮影シチュエーションを想定されている何よりの証拠じゃないだろうか。

なんと80Dはこのプログラムオートモードをもう一つ搭載!

こんなに便利なモードではあるが、撮影する環境や被写体は当然変わるので、このプリセットモードが一つだけだと、ちょっと物足りない。ところがこのEOS 80Dはもう一つ、このプログラムオートモードが搭載されている。

EOS_80D30

それが「C2」。あとから出来た首都高外郭環状線みたいだ。

 

EOS_80D31

ここでは露出補正はナシ、その他、AFモードは「被写体の動きに合わせてモードを判断する設定」、AF範囲は「45点自動」、測光は画面全体に露出を合わせる「評価測光」になっている。これなら、外での街歩き撮影やスナップにも充分にこのカメラの威力を発揮できるだろう。

肩液晶の部分のボタンでも設定を変えられる

当然これらの設定値は、Qボタンを押すことによって、タッチパネルや親指位置のダイヤルでも設定が変更できるが、実は肩液晶のところにあるボタンを押しても設定を変えることができる。

EOS_80D22

ISOのボタンを押して、シャッターボタン手前のダイヤルで変更可能。

 

EOS_80D24

こちらはドライブモード。「H」が表示されているのは、連写モードを示す。これらは人差し指だけでボタンを押し、ダイヤルを回すので、ファインダーを覗きながら変更ができる。微に入り細に入り、本当に撮影者のかゆいところに手が届く仕様だ。

バルブモードについてもご紹介

セレクタに「B」と表示されているのは「バルブモード」と言って、シャッターボタンを押している間だけ、シャッターを開けておく事ができるモード。

EOS_80D19

これは長時間露光を行うためのモードだが、用途はかなり限られる。

例えば天体写真撮影など、30分、1時間と露光する場合は、このモードを使う。だが、このバルブモード、いくつか注意点がある。

というのも、長時間露光は非常に難しいからだ。何しろシャッターボタンを何秒開けておくかはカメラが判断する術がないので、どのISO感度でどれくらいシャッターを開けていれば適正な露出を得られるかが、撮影しないとわからない。

それに被写体の種類にも依存する。被写体が非常に明るいものである場合は、長時間露光をすると多くが露出オーバーになってしまうので、できるだけ暗い被写体が好ましいが、例えば花火や高速道路を走るヘッドライトの軌跡を撮影する場合はどれくらいの明るさがあるかは撮影してみないとわからない。

この辺は経験がモノを言う世界だが、失敗作も多く、フイルム時代にはとても難儀した。今はデジタルなので、その場で確認できるからかなり便利になったのだが、それでも難しいことには変わりはない。

 

EOS_80D43

なお、バルブ撮影には三脚と、こういったリモコンレリーズが必須。カメラのシャッターボタンを長押ししている間、撮影者が微動だにしなければいいのだが、30分ともなると流石に人間では難しいから、こういったレリーズを装着して、カメラから離れたところからケーブルを使ってシャッターを切る。

 

EOS_80D44

こうやってボタンを押せば、シャッターが開放される。これを押し続けるのも大変なのだが、

 

EOS_80D45

きちんとこのレリーズにはロック機構が備わっていて、ボタンを押したままスライドさせると、シャッターを開放した状態のままロックされる。

30分露光が終わったころに、このロックを外してシャッターを閉じれば問題ない。

特に露光時間が長い天体写真撮影には、必須のアイテムといえる。

 

EOS_80D39

こんな感じでカメラに装着。本体のカバーを外して、ジャックを挿すだけで問題なく動作する優れたオプション品だ。

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最後に、重量や端子類を紹介

最後になってしまったが、このカメラの重さと拡張性について。

EOS_80D32

まず、本体右側面にSDカードが入る。

 

EOS_80D33

バッテリーはグリップ部分。

 

EOS_80D36

外部出力端子は、HDMIとminiUSBポートが対応。

 

EOS_80D37

隣に動画撮影用のマイク端子にイヤホン端子があった。

 

EOS_80D38

ここがリモコンシャッター部だ。

 

EOS_80D46

ここまでついて、本体の重量は約750g!レンズを付ければ当然重くなるが、この機能に堅牢性を兼ね備え、ペンタプリズムファインダーであってもなお、750g台に収めてくるところが本当にスゴイところ。

次回はいよいよ、レンズのレビューに入って行きたいと思うので、お楽しみに!

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【レビュー】Canon EOS 80Dのマニュアルモードを使いこなせ!(2)

華々しく(?)EOS 80Dのレビュー記事を昨日書いたわけだが、書いているうちに文字数が3,000文字をあっさり超えてしまい、とても一つの記事で収まらないと悟り、急遽記事を分けることにした。

【レビュー】Canon EOS 80Dは衝撃的なスペックと最高の外観だ!(1)

というか、モノがモノだけに、簡単なレビューで済ませられるほど単純ではないので、コレばかりは許して欲しい。だってすげー魅力が詰まってるんだから!(笑)

というわけで前回は外観と、ほとんどオートで撮影できるモードの解説をしてみた。今回は「もうちょっとこだわって撮影したい!」という人のために、マニュアルモードの解説をしてみたい。

「マニュアルモード」で自由自在な撮影をしよう!

フイルム時代からずーとカメラに搭載されている撮影モードがある。それが「絞り優先モード」「シャッタースピード優先モード」「マニュアルモード」だ。

「背景をボカしたい場合」は、絞りを開放するし、逆に被写界深度の深い写真(背景までピントがあっている)を撮りたい場合は絞る。それぞれの場合において、絞りを手動で設定した状態でカメラが最適なシャッタースピードを設定するモードが「絞り優先モード」だ。キャノン機の場合は「Av」にセレクタを合わせると、絞り優先になる。

また、スポーツシーンでベストカットを止まった状態で撮影したい場合はシャッタースピードを早くするし、逆に「流し撮り」と言われる、被写体だけを静止させて背景をわざと流れるように撮影(カーレース撮影などでよくやる)する場合はシャッタースピードを敢えて遅くし、カメラを被写体に合わせて動かしながらシャッターを切ったりする。シャッタースピードを手動で変更して、絞りをカメラが自動で設定するモードが「シャッタースピード優先モード」。セレクタは「Tv」だ。

 

この両方を自分で設定して、その他ISO感度(数値が高いほど高感度だが画像が荒くなる)などと組み合わせて、より自分の望んだ画を撮りたい時には、やっぱり「マニュアルモード」が役に立つ。

最初はハードルが高く感じるかもしれないが、ある程度慣れてくればカメラがオートで設定してくれるのはちょっと「お節介」に感じてくることも多くなる。あえて適正露出ではなく、「暗く」「明るく」撮影したい場合も出てくるのだ。

そこでここではこの「マニュアルモード」での撮影を解説する。

シャッタースピードはシャッターボタン手前のダイヤルで変更

EOS_80D27

セレクタを「M」に合わせよう。

 

EOS_80D20

液晶に表示されている「500」という数字がシャッタースピードだ。「1/500秒」が現在のシャッタースピード。ここでシャッターボタンの手前にあるダイヤルを回す。

 

EOS_80D21

すると、数字が「800」に変わった。これで、シャッタスピードが「1/800秒」に変わった状態。当然ファインファーを覗きながらの操作もできるぞ!

絞りは親指位置のダイヤルで変更

続いて絞りの変更だ。これは親指位置のダイヤルで行う。

EOS_80D25

「F5.0」という表示が現在の絞りの値。コレを一段絞ってみる。親指でダイヤルを回すと・・・

 

EOS_80D26

「F5.6」に変わった。このカメラの操作性の良いところは、ファインダーを覗きながら、「人差し指でシャッタースピード、親指で絞り」を変更できるところだ。実に素晴らしい操作性!

シャッタースピード、絞り、ISO感度の組み合わせを理解しよう!

さて、写真を撮影するときにもっとも重要な要素である「シャッタースピードや絞り」。一般的に動きの早いものを撮影するときにはシャッタースピードを早くし、被写界深度の浅い(背景がボケる)画を撮りたいときは絞りを開放するものだが、撮影する場面ではなかなかそううまく条件が整ってくれない。

真夏の海の燦々と降り注ぐ太陽の光の下でなら、シャッタースピードは早くできるが、夕暮れ時や屋内での撮影時にシャッタースピードを早くすると、あっという間に露出不足になって暗い画像になってしまう。

 

そこで登場するのがISO感度。昔はASAとも言ったけど、どちらも元々はフィルム時代の規格で、デジタル時代に移行しても、わかりやすいようにこの規格を引き継いで使っている。

これは簡単に言うと、光に対してどれくらい感度があるかを示す値で、値が大きくなればなるほど暗い場所に強いということになる。

反面、高感度撮影は画像の粒子が荒くなってしまう欠点があって、明るい場所なら出来る限り低感度の設定で撮影することが望ましい。

 

manual_mode04

試しに、マニュアルモードで「シャッタースピード0.3秒、絞りF5.0、ISO100」の設定で撮影してみた。2段目にあるインジケータ、コレが露出計で、真ん中の「0」のところにポイントが合っている。つまりこの状態が適正な露出であるということ。

 

manual_mode01

シャッタースピードが「0.3秒」という遅い速度なので、三脚を使わないと手ブレが発生する。この写真も当然三脚使用。手持ちの場合や、被写体が動くものである場合は、このスピードでは全然足りない。

 

manual_mode05

そこで、今度はシャッタースピードを「1/20秒」に早くしてみる。インジケータは「-3」近くになっている。すると・・・

 

manual_mode02

全く露出不足で暗すぎ。これでは写真にならない。そこでISO感度を上げてみる。

 

manual_mode06

「Q」ボタンを押すと、ISO感度を変更することが可能だ。

 

manual_mode07

ここで、80Dの常用最高感度「16000」まで上げてみる。すると、シャッタースピードを「1/500」秒まで上げても、露出計のインジケータはセンターにポイントされた。

 

manual_mode03

撮影した写真がコレ。1枚目の写真とほとんど同じ露出で撮影出来ている。「1/500」秒なら、通常の撮影でも充分なシャッタースピード。少々の動きがあってもブレることはない。

ただ、先ほども書いたように、画質にどうしても差が出てくる。

 

ISO_hikaku01

これは1枚目の写真を拡大したところ。ISO100なら、繊維の毛羽立ちや模様をはっきりと写すことが可能。

 

ISO_hikaku02

一方、ISO16000だと、繊維の状態は潰れてしまって映らない。なんとなくボケた感じになって、画質もザラッとした印象になる。

これが高感度撮影のデメリットだ。

このように、暗くなったら単に感度を上げて撮影すれば良いというわけではない。明るいレンズ、光源の位置や状態、被写体特性、三脚使用などで、カメラのセンサーに当たる光量をできるだけ稼いで、最終手段でISO感度を上げるという方法が、写真撮影の基本となる。是非撮影の際は覚えておいて欲しいぞ!

 

と、ここまで書いたらまた結構な分量になってきたので、続きはまた次回にしようと思う。次は私が撮影の際にメインで使う、「プログラムオート」の解説だ。お楽しみに!

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【レビュー】Canon EOS 80Dのプログラムオートは好みの設定を記憶できる利便性抜群な撮影モードだ!(3)

【レビュー】Canon EOS 80Dは衝撃的なスペックと最高の外観だ!(1)

これまで、多くの写真をNikon D5500で撮影してきた私だが、この度CanonのEOS 80Dに機材を変更した。

正直、レンズのこともあるので、一眼レフを別のメーカーにするのは躊躇するポイントなのだが、それを補っても余りあるほどEOS 80Dは魅力がありすぎて、カメラ店の店頭で私の心を掴んで離さなかった。

事の顛末は連載シリーズ「燃ゆる夏」をご覧頂きたいが、とにかく紹介したい機能がてんこ盛りのEOS 80D。やっと落ち着いてレビューできる時間が取れたので、紹介してゆきたい。とても一回では伝えきれないと思うので、今回はまず本体からのレビューだ。

連載「燃ゆる夏」はこちらから!

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APS-Cセンサー搭載のCanonの最新機種、EOS 80D

まず、80Dの外観から見ていこう。

EOS_80D01

もう、充分にこれだけでカッコいいのだが、D5500と比較すると一回り大きくなった。だが、このグリップがとてもガッチリとした感じで、ホールド性が抜群。外見上は前の機種である70Dとあまり変わらないので、マイナーバージョンアップという考え方もできるが、私は70Dを持っていなかったので、カメラの機動性や操作性はかなり変わることになった。

 

EOS_80D02

マウント内部には、一眼レフの大きな特徴である「ミラー」が設置されている。このミラーが、シャッターを切った瞬間に跳ね上がり(ミラーアップ)、奥にあるセンサーに光があたって映像が記録される。80Dはこのミラーアップの機構が、70Dの「バネ式」から「モーター駆動」に変更になった。これによってシャッターを切った際の振動が軽減されているそうだ。

ちなみに、このミラーの真上には「ペンタプリズム」というガラスの多面体が存在していて、そこで屈折した映像がファインダー内に表示される仕組み。これが一眼レフカメラの特徴で、「見たままの映像を記録できる」ので、フイルムの時代からプロカメラマンが一眼レフカメラを愛用してきた。このペンタプリズムは「ガラスの塊」で、重量がそれなりにあるため、D5500のような小型のカメラでは「ペンタミラー」というパーツを使っているものも多い。

ペンタミラーを使うと確かに本体重量を軽くできるメリットが有るのだが、その分ファインダー視野率が狭くなるという欠点がある。コレについては後述しよう。

 

EOS_80D03

これは部長も絶賛している「肩液晶モニタ」。ここに現在の設定情報やカメラの状態が表示される仕組みだ。

シャッタースピード、絞り、サーボモード、ISO感度、測光モードなど、撮影に必要な情報はすべてここに表示される。その他電池残量やWiFiのon/off、露出補正情報、撮影可能枚数も表示されていて、バックライトも装備だ。

この液晶はエントリー機では省略されているものがほとんどだが、あるとたしかに非常に便利。そしてここに表示されている各種数値は、液晶上のボタンと、シャッターボタン手前にあるダイヤルで調節が可能なので、カメラを首から下げたまま、各種設定変更ができる。

 

EOS_80D04

そしてコレ、バリアングル液晶だ。私はコレが搭載されていなかったら80Dを多分手に入れていない。それくらいバリアングル液晶は重要だ。

手持ちローアングルで撮影するときに便利というメリットもあるが、それよりも私は三脚にカメラを据えた時に主にこの機能を使うことが多い。

被写体によって、カメラを目線よりだいぶ低い位置に据えることもある。カメラをライブビューモードにして被写体を確認したり、撮影モードを確認する時にこそバリアングル液晶が効果を発揮するのだ。

ちなみにこの液晶画面には、ガラス保護フィルムを貼付している。通常の保護フィルムでもいいかと思ったのだが、アマゾンで思いの外安く販売していたので、ガラスにしてみた。指の滑りもよく、タッチ液晶の感度も全く問題ない。

このガラスフィルムには、肩液晶保護のシートもついてきたので、オススメ。液晶画面に傷がついてしまっても、後悔先に立たず、だ。

光学ファインダーモードとライブビューモード

EOS_80D06

コレがライブビューモード撮影時の背面液晶画面だ。バリアングルなので、当然角度は調整可能。画面には撮影モードや電池残量、露出補正情報などが表示される。このまま画面をタッチしてそのままシャッターを切ることも可能。動画撮影時なら、タッチしたところに素早くピントが合ってくれる。

 

EOS_80D07

これは光学ファインダーを覗いて見たところ。緑の文字でシャッタースピードや絞り、露出補正などが表示される。画像の方はというと、なんとこのクラスでファインダー視野率100%を達成。つまりファインダーで見たままの映像が記録される。

ファインダー視野率というのは、実際に記録される映像に対して、どれだけファインダーに表示されるかを示す値で、D5500では、95%しかなかった。これは先程出てきた「ペンタミラー」も影響しているのだが、撮影してみたら余計なものが写り込んでいたということが少なくなかった。

この視野率100%というのも、80Dを購入する決め手となった一つ。余計なことを考えずに構図を構えられるということは、撮影する上で大きなアドバンテージなのだ。

ロック機構付きモードセレクタダイヤルと撮影モード

80Dでは、左肩にあるモードセレクタダイヤルを回して撮影モードを変更する。

EOS_80D08

下のON/OFFレバーは本体の電源スイッチ。その上のダイヤルがモードセレクタダイヤルで、中央部のボタンを押しながらダイヤルを回す。このロック機構が意図しない誤操作を防ぐ仕組みになっているようだ。

 

EOS_80D09

これはいわゆる「フルオート」モードで、カメラがシーンを自動的に判断して、すべての数値を自動的に計算してくれる。どんな場合でもここにしておけば平均的な写真は撮れるが、ストロボも自動で発光したり、絞りやシャッタースピードも自動設定なため、こだわった写真を撮りたい場合はここに合わせてはいけない。

 

EOS_80D10

これは、基本的にオートなのは変わらないが、ストロボを発光させずに撮影するモード。ストロボ発光禁止の場所や、夜景を撮影する場合などはここに合わせておくとよい。

 

EOS_80D11

「クリエイティブオートモード」では、簡単に背景ボケの撮影がしたい時に便利だ。

 

EOS_80D12

液晶画面の右上にある「Q」ボタンを押すことで、背景ボケの量を変えることができる。一般的に、絞りを開放してできるだけレンズから多くの光が入る状態を作ると、背景がボケる。これを「被写界深度の浅い写真」といって、いわゆるF値が小さいと背景がよりボケるのだが、これを初心者でも簡単に操作できるようにした機能だ。

 

EOS_80D13

その他にも、「スペシャルシーンモード」が用意されていて、

 

EOS_80D14 EOS_80D15

料理モードや風景モード、スポーツモードなど、よく使われそうなシーンモードが予めプリセットされている。

「フルオートモードは嫌だけど、細かい数値を設定するのはちょっと・・・」という場合は、このモードにしておくと、パターンに応じた最適な露出設定をカメラがやってくれる。撮影してみて「あれ、ちょっとイメージが違うなあ」という結果になるのが減るはずだ。

 

EOS_80D16

その他、「クリエイティブフィルターモード」は、写真に色々な効果を加えたい時に便利。

 

EOS_80D17 EOS_80D18

モノクロや魚眼風など、PCに取り込んで修正しなくても、簡単に特殊効果を加える事ができる。遊び感覚で写真を撮ってみると、また違った撮影の楽しみ方が広がるかもしれない。

次回は、自分で細かく設定したい人向けの「マニュアルモード」と、自分の好きな設定状態をプリセットしておける「プログラムAEモード」、天体写真などの長時間露光を行うための「バルブモード」を紹介してゆきたい!

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【レビュー】Canon EOS 80Dのマニュアルモードを使いこなせ!(2)

MacBook12インチをひらくPCバッグminiに入れて持ち歩くのが、最高にステキ!

ワタクシちゃぼP(@chabo0429)は、ジム通いをしているのですけど、時間に余裕があるときは、最近帰りにビリオン珈琲に通ってます。

http://www.omoide-soko.jp/apps/wordpress/gourmet/3096

甘いものと珈琲を頂きながら、音楽を聴いてプチノマドをするのがなんかホッとしていいのです・・・(笑)

いいおっさんが、甘いものって!って笑わないでくださいね。HeartBreakしちゃうんで・・・

時間がゆったりと流れて、心の休まる大切な時間なのです。

 

この前の日曜日もジム用のトレーニングバッグと、ひらくPCバッグminiを両方抱えて出かけました。

もちろん、ひらくPCバッグminiには、MacBook 12インチD5500を入れて。

【レビュー】ひらくPCバッグminiにMacBookとデジタル一眼レフを入れて持ち歩こう!

ところが、うっかりしたことに、家を出る時にふとMacBookの電池残量を見ると、なんと10%!

あー、やってもうた・・・

 

でも早く行かないとジム閉まっちゃうし、そのまま出かけることにしました。

それから約2時間後・・・。

ビリオン珈琲に到着。嫁さんは別行動だったので、ゆったりと「ノマド」ができます(笑)

席に座り、オーダーを頼み、ひらくPCバッグminiを開いて、MacBookを取り出します。

ひらくPCバッグmini01

この時点で、ジム帰りのちゃぼPには、すでにプロテインが与えられてますが、バッテリーがもうすぐなくなるMacBookにも、エネルギー補給が必要です。

ひらくPCバッグmini05

大きい方のメッシュポケットから、AnkerのUSB-Cケーブルを取り出します。

ひらくPCバッグmini02

Ankerのモバイルバッテリーに接続します。

ひらくPCバッグmini04

USB-C端子にケーブルが接続され、バッテリーにエネルギー注入が開始されました。

きっとMacBookも、ホッとしているところでしょう。喉が渇いていたでしょうから。

ひらくPCバッグmini03

こんな風に、ひらくPCバッグminiはしばしの移動式電源ステーションのように、机の上でMacBook 12インチをサポートしてくれます。

モバイルルーターもつながって、これだけのスペースが即席ノマドの出来上がりです。

さて、そろそろ帰ろうか。

もしカメラで写真を撮ったなら、D5500のデータもパソコンに取り込んでしまいましょう。

ひらくPCバッグmini07

SDカードを取り出して、

ひらくPCバッグmini06

USB-Cハブを、小さい方のメッシュポケットから颯爽と取り出し、

ひらくPCバッグmini08

データ移動完了です。

http://nabi1080.com/review/sample/50992

移動が終わったら、パソコンやケーブル、アダプタ類を元に戻して、

ひらくPCバッグmini09

D5500を収納です。

ひらくPCバッグmini10

こうやって、ベルクロテープを使い、カメラを緩衝材で保護します。

ひらくPCバッグminiでカメラを保護せよ!

大切な、私の相棒ですから。

あとがき。

彼らはどれも小さく美しく、スタイリッシュなガジェット達ですが、日曜の夜の素敵なひとときを私に与えてくれます。

「みんな、ありがとう」

また、彼らを連れて行きたくなります。

Lightroom CCとPhotoshop CCがセットで980円!しかも初月は無料

写真や画像の加工には、「Photoshopが最強」と昔から言われておりました。

ところが、これも昔からですが、Adobeのアプリは非常に高価で、なかなか個人で買えるレベルのものでもなかったので、フリーのレタッチソフトを使っていたりしたのですが、最近はどうもその販売の仕方も変わってきたようです。

しかも「Photoshop」よりも手軽に使える「Lightroom」というアプリも出てきたりしていて、月額課金制になったとのこと。

これはカメ仙人さんに教えてもらったことですが、LightroomとPhotoshopだけであれば、毎月980円で使えるというではないですか!(笑)

しかも初月は体験版ということで無料のようなので、ちょっとダウンロードしてみることにしました。

Adobeのサイトから、CreativeCloudをダウンロード

上記サイトへアクセスすると、先にAdobe IDの入力か、IDの取得を求められます。

CreativeCloud01

Adobe IDを取得している方は、左側のログインから、IDがまだない方は右側をクリックします。

CreativeCloud02

右側から入った方は、ID取得のために、自分の情報を登録してください。

既にIDがあった方は、一つ前の画面でログインから入って、

CreativeCloud03

メールアドレスとパスワードを入力してログインします。

CreativeCloud05

すると、インストーラアプリのダウンロードが始まります。ダウンロードが済んだら、インストールして起動して、LightroomとPhotoshopの体験版をそれぞれインストールするだけです。

CreativeCloud04

これで、インストールはとりあえず完了です。

使い方については、ちょっとこれから研究して、また次の機会にレビューしたいと思います(笑)

Nikon D5500を使って2ヶ月。軽い、コンパクトなデジタル一眼カメラの真実

部長が写真の話題をアップしましたね。

http://nabi1080.com/camera/procameraman/51222

ちゃぼPも部長の縁で、Twitterで交流させてもらっているカメ仙人さんの記事ですね。

この方、プロのカメラマンをされている方で、僕ら素人に親切で丁寧にいろいろと教えてくれるお釈迦様のような人です。

ですから、私もせっかくですので、ちょっと写真の話題に触れたいと思います。

一眼レフの弱点、それは重たいこと

Nikon D5500を手にして、早2ヶ月が経ちました。

やっぱり、一眼レフは写りも最高だし、撮影しやすいし、レンズもたくさん揃っていますね。

撮影するにはこれ以上にない機材です。ミラーレスもいいんですが、やはり光学ファインダーがあるのとないのでは、撮影する上でのリアリティーが違います。

D550004

光学ファインダーはやっぱり便利!

一眼レフはカメラ内部に斜めに反射するように設置されたミラーを組み合わせて、レンズから入ってくる光をファインダーに運びます。

そして、シャッターボタンを押す瞬間に、パタンとミラーが跳ね上がり、シャッター幕が開いてセンサーにその光が直接当たります。昔はこのセンサーが銀塩のフィルムでした。

つまり、「見たまま撮れる」。これが一眼レフの最大の特徴であり、利点です。

D550007

レンズを外すと、ファインダーへ光を送るためのミラーがある。

でも、当然ながら、このファインダー機構のために、機構的にどうしてもカメラが大きくなり、重くなります。

D5500はペンタミラーという機構を採用していますが、部長の持つEOS 70Dなどはペンタプリズムというガラスの塊がこのファインダーのために組み込まれているため、さらに重くなったりするのです。

もちろん、その分、明るく、高い視野率のファインダーを実現できるのですが・・・

ミラーレスカメラの台頭

昨今流行り出した、ミラーレス一眼。

これは従来の一眼レフカメラから、光学ファインダーを撤廃したカメラです。

それによって、カメラを小型化でき、軽量化も図れます。

ミラーレス機はファインダーが無いので、撮影するイメージは、センサーで受光したものを液晶画面に映します。

コンデジやミラーレス一眼カメラの中には、ファインダーを持つ機種もありますが、これらは「電子ビューファインダー」という、電子的に作られた絵を表示しています。

でも、最近のミラーレスカメラは驚くほどナチュラルで、明るいファインダーを搭載するようになりました。

私も1台欲しい・・・なんて思いますが(笑)

 

ではなぜわざわざ光学ファインダーを廃止してまで、「軽さ」や「小ささ」が優先されるのかというと、それはやっぱり「機動性」でしょう。

大きくて重いカメラは、僕たちのような素人カメラマンにはやっぱり負担なのです。

朝、通勤カバンに物を詰める時に、使うかどうかわからない重さ1キロを超える荷物を入れるかどうか。

しかもカメラは精密機械ですから、衝撃で壊れる可能性もあります。万が一落としたりしたら・・・

だから、できれば小さくて軽く、しかもちゃんと写るカメラが欲しい。

そんな需要が生み出したのが「ミラーレスカメラ」と言えるかもしれません。

D5500一番の特徴、それは小さいこと

私が手にしたD5500は、一眼レフカメラにしてて驚くほど小型です。

本体だけで470グラム。普段持ち歩いているAnkerのモバイルバッテリーが約350グラムですから、プラス120グラムぐらいの重さしかありません。

まあ、レンズを装着すれば、重さや大きさはそれなりに一眼レフらしいものになりますが、それでも小型なレンズを装着して肩にかければ、その存在を忘れてしまうほど。

ボディーにカーボンを使用したりと、素材自体を軽くしていることもありますが、重さもとても軽いです。

 

でももちろん、内部の構図は紛れもなく一眼レフですし、当然光学ファインダーもあります。

シャッターボタンの後ろの部分にはダイヤルが二つ付いていて、操作性も工夫されています。

この軽さと操作性は、メカが苦手な女性にもとても魅力に映るのではないでしょうか。

D550003

ダイヤルを回すことで細かい設定が切り替わる。なかなか目的の設定を呼び出せなくてイライラした経験は誰にもあるはず。

そして、その小ささは持ち運びの際にこそ真価を発揮します。

先日売り切れ直前で購入した「ひらくPCバッグmini」ですが、購入する前に一番気になっていたのが「カメラが入るか」でした。

元々、ひらくPCバッグminiは、ミラーレレスカメラを収納できるように設計されているため、一眼レフはかなり厳しいと思っていたのですが、D5500はそのボディの小ささを生かして、ちゃんと収納できました。

このバッグは、通勤時のレギュラーバッグになっているので、これでいつでも一眼レフカメラを持ち歩けます。

ひらくPCバッグminiカメラ保護03

このとおり、カメラもすっぽり収まる素晴らしいバッグ。

このカメラと、このバッグを購入して本当に良かったと今では思えます。

シーンモードは時間のない時にとても便利

パッとカメラをバッグから出して即撮影する。

写真を撮る時って、こんな場面が意外と多くあります。

オートに合わせておけば、大概の場面で「失敗作」になる可能性は減るのですが、いろいろな場面や被写体によって、微妙に色味を変えたり、ピントを合わせるポイントを変えたい事があったりします。

 

こういった状況にさっと対応できるのが「シーンモード」

屋外の撮影では、晴天や曇天の場合、雪の中、風景、夕焼けや夜景など。

屋内の場合は、ポートレイトモードに近接撮影のマクロモードや料理モードなど、それぞれに適した撮影モードがプリセットされているので、ダイヤルをそこに合わせるだけで、すぐに撮影できます。

最近のデジタルカメラには、だいたいこのシーンモードが装備されていますが、D5500では、「マクロモード」や「料理モード」というものがあって、これが実に使いやすいです。

D550005

これは普通のマクロモードで撮影したもの。色合いはだいたいリアルに近い感じ。

D550006

ナイトモードで撮影してみました。ホワイトバランスが変わって、実物よりちょっと青みがかって写ります。

D550001

セブンイレブンのドーナツをマクロモードで撮影。色合いは実物に近い。

D550002

料理モードで撮影したところ。色味が派手になって、なんだか美味しそう(笑)

たかが「物」と思わずに、被写体と向き合う

D5500のことについて、一部分ですが紹介してみました。で、ここから先は「写真」の話。

私は素人ですし、学校に通ったわけでもないですから、好きなように撮影していますが、それでも撮影する時に意識していることがあります。

それはやっぱり構図

写真は「引き算の美学」だと思っています。

部長も記事の中に書いてましたが、被写体の中に余計なものが写り込んでいては、見る人の意識が分散し、せっかくの写真の雰囲気が台無しになってしまいます。ですから、1枚の絵にたくさんのものを写そうとせずに、できるだけ強調したいものだけを写すようにします。

そして、これは本当に私の個人的な経験ですけれど、「いい写真を撮ろう」と思うと失敗することが多いです(笑)

いい写真、撮りたいんですけどね。でもそこはグッと我慢。

 

例え、被写体が「物」であったとしても、被写体と向き合うことから始めます。

この被写体だったら、どんな風に撮影すれば、一番魅力的に撮れるのか。

そんなことを思いながら、ファインダーを覗いては、シャッターを切ります。

USB-C_HUB01

これは、act2さんからサンプル提供いただいて、部長のサイトにレビュー記事を掲載したUSB-Cハブの写真。マクロレンズで撮影していますが、背景にMacBookを写しこむことで、専用設計されたこのガジェットの存在感が引き立ちます。

ここで意識したのは、このハブはアルミで出来ていて、しかもMacBook 12インチに合うようにデザインされているということ。

だから、当然雰囲気もMacBookに近い方がこのガジェットの魅力が大きく出ると思い、若干青めにホワイトバランスを設定してみました。

警告

これはちょっとレビュー写真ではないのですが、カメ仙人さんにもコメントいただいた写真ですが、私の家の近くの踏切で撮影したものです。

毎日のように目にしている踏切の警報機ですが、こんな風に切り取ることで別の表情を見せたりします。

本来、写真には音はついてこないものですが、なんだかカンカンとなる踏切の警報音が聞こえてくるような気がしませんか・・?

 

と、こんな風に、いろいろと自分の想像力を広げながら、構図を工夫すると、思いもよらぬ絵が撮れることがあります。

もちろん、一眼レフやミラーレスなどの機材があればいい写真は撮れるとは思いますが、最初はスマホのカメラでもコンデジでもいいので、ぜひ構図を工夫する楽しみを味わってみてほしいな、と思います。

参考になれば、幸いです!

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