こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。
実は昨年のうちに購入していたEOS M5。年末年始にいろいろと忙しく、レビューがなかなか出来ませんでしたが、やっと時間が少し出来ましたのでレビューしていきたいと思います。
私にとってミラーレスデビュー機となったEOS M5ですが、実はスゴく迷いました。
というのも、御存知の通り既にEOS 80Dを持っている私にとって、ミラーレス機はどう活用できるのかという点です。
EOS 80Dはとても使いやすいカメラで、性能も良く写真を撮るということにおいては私にとって何の不満もありません。
ただ、重いんですよね(笑)
そこだけが、やっぱり「毎日持ち歩きたい!」という気持ちを萎えさせる要因になっていたのです。
EOS M5は、「小さくて、軽い!」
どうしても、毎日持ち歩くためには小さいカメラが必要でした。
私は毎日電車通勤です。通勤用のカバンに一眼レフを詰め込んで持ち歩くのは現実的ではありません。まあ、出来なくはありませんが、毎日シャッターチャンスに恵まれるわけではないですから、普段は荷物をできるだけ軽くしたいというのが人情というもの。
そこで目をつけたのがミラーレス機でした。
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コレがEOS M5です。隣の腕時計と比較しても、その小ささがわかると思います。
ミラーレス機といえば、キャノンは後発組ですから、ソニーやパナソニック、オリンパスなどのほうがバラエティーも豊富ですし、取り回しも楽かもしれません。
私がそれでもEOS M5を選択した理由は、やはり一眼レフ機との互換マウントにあるでしょう。キャノンの一眼レフはEFマウントもしくはEF-Sマウントです。一方のミラーレス機はEF-Mマウントです。そもそもレンズの太さが異なりますので、そのままでは互いのレンズを装着することが出来ません。
ところが、マウントコンバーターなるものを使えば、ミラーレス機でもEFマウントのレンズを使うことが出来ます。しかも明るさなどは全く変わらずに!
やはりコレは魅力でした。ホントはソニーのαシリーズも使ったみたかったんですけど、連写スピードはあれほど必要ないのと、EOS M5が発表となってから、完全に心はM5に行ってしまいました(笑)
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カメラ上面部分には、シャッターボタンと共に、4つのダイヤルが見えます。
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EOS 80Dは右肩に液晶画面がありますが、小型なボディーとなるM5は、ダイヤルです。一番右側は露出補正ダイヤル、その左がダイヤルファンクションです。このダイヤル、複数の機能を割り当てることが出来て非常に便利。よく考えられているなあと思います。
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左肩には、一眼レフ機と同様のオンオフスイッチがあります。先代のEOS M3はボタンスイッチだったようですが、一眼レフに慣れた身としては、これは使いやすくて助かります。
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こちらがモード切替ダイヤル。シャッタースピード優先、絞り優先、マニュアルなどとともに、カスタムモードが2つあるのはEOS 80Dと一緒。
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ダイヤル中心部のロック解除ボタンを押しながら回すとことも、80Dと同じです。意図しないモード変更を防ぐ機構になっていて、より上級者志向になっていますね。
液晶画面の使い勝手は
次に、液晶画面を見ていきます。
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一眼レフ機は、ミラーがあるためファインダーを覗いて撮影する場合と、液晶を見ながら撮影する場合は切り替えが必要ですが、ミラーレス機はそんな必要はありません。
EOS M5は、ファインダーの右側にセンサーが装備され、ファインダーを覗いていない場合は液晶画面が表示されます。
なかなかキレイな液晶ですね。
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露出補正ダイヤルを回すと、補正された映像が画面に表示されます。これは一眼レフにはない機能。実際の画像を確認できていいですね。
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ダイヤルファンクションボタンでホワイトバランスを変更してみました。色味が少し変わりましたね。
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右側のSETボタンを押すと、画像サイズやセルフタイマー、測光モードなどを変更することが出来ます。
このあたりは、コンデジの操作感に近いですね。
PIXIに装着してみた!
これだけ小さなミラーレス、マンフロットのPIXIにだって楽々装着できます。
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レンチも小型ですから余裕ですね。今回私は15-45mmのレンズキットにしました。18-150mmのレンズも良かったんですが、そもそも80Dのレンズは18-135mmですし、小型に持ち歩くことを優先して小型のレンズキットを選択しています。
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液晶画面はバリアングルではなくチルト式。ローアングルでも上から覗き込むようにして撮影できます。
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横から見るとこんな感じです。また、この液晶をパタンと折り返すと・・・
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自撮りモードにもすることが出来ます。ただ、三脚穴がちょうど画面の真ん前に来てしまうので、三脚に装着して自撮りは難しいですねえ。
EOS 80Dとの比較
まだまだ紹介しきれない機能がたくさんなEOS M5ですが、それはまた今度の機会にするとして(笑)
やはりEOS 80Dとの比較をしてみましょう。
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カメラも小さいけど、レンズも小さい!
マウント部に覗くのがAPS-Cセンサーですね。このセンサーサイズは80Dと同じです。
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18-135mmのEFSレンズと比較するとまるで玩具のように小さいレンズ。でもちゃんと手ぶれ補正内蔵です。
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レンズは沈胴式レンズといって、収納状態はコンパクトですが撮影は出来ません。ズームリングの「15」のところまで回してあげる必要があります。
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F値は3.5-6.3です。レンズ口径が小さいので、どうしても暗くなってしまうミラーレス用のレンズですが、明るい場所での撮影ならバッチリとボケの利いた写真が撮影できます。
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沈胴式レンズの収納状態から、ロック解除レバーを操作してレンズを引き出します。
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これで撮影準備完了です。
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望遠レンズではないので、ズームしてもそれほど前にせり出してきません。
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80Dと並べてみました。全然違いますね。
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上から見ると、ボディーの大きさが圧倒的に違うことがわかります。一眼レフ機は、光学ファインダーを搭載するため、ペンタプリズムやミラーなど、どうしてもボディーが大きくなってしまいます。
さいごに。
まずはEOS M5のファーストインプレッションを紹介してみました。まだまだこのカメラを使いこなせていませんが、80DとM5の2台持ちになって、どう使い分けたらいいか毎日考えています。
広角系レンズをM5、望遠系レンズを80Dに装着して2台体制で撮影するのもいいでしょうね。重量が増えても、クルマなら楽に移動できますし。
なによりこのEOS M5を手にして、毎日カメラを持ち歩くことが出来るようになったのが嬉しい限りです。今は冬ですが、あと数ヶ月もすれば桜の季節。今から満開の桜を撮影するのが楽しみです。
とは言え、高いカメラですから、お求めの際はぜひ一度店頭で触ってみてください!
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