デジタル一眼レフカメラを入れるバッグを本気で悩んだ話(1)

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

Canon EOS 80Dを手にしてからというもの、レンズとか三脚とか、必要なものをいろいろと揃えてみたのですが、D5500からはかなりのサイズアップとなってしまったので、持ち運び用のバッグはどうしようかと真剣に悩んでしまいました。

もちろん、毎日の通勤にはひらくPCバッグminiを持ち歩いていますし、その中に入らないわけではないんです。

カメラの縦のサイズが大きくなったので「入らないかなぁ?」と半ばあきらめていたらすんなり入りました。だから持ち運ぼうと思えば、ひらくPCバッグminiでも持ち運べます。

 

ただ、このバッグだと、カメラ本体とレンズ1本が限界。それ以上入れると他のものが入らなくなります。

それに、高価なカメラですので、やはり耐衝撃性は絶対に重要。昔Nikonのフイルム一眼をバッグの中でぶつけて壊してしまったことがあるので、EOS 80Dを手にして以来、しっかりとカメラを守ってくれるバッグの必要性を感じた毎日が続きました。

で、カメラバッグというと、ショルダータイプのものだったり、両肩に背負うバックパックタイプだったり、様々です。そして、同じタイプでも、容量に差があったり、ポケットの数、三脚も持ち運べるもの、カメラエリアとその他のエリアを分けられるように出来るもの、実にいろいろなものがあることがわかりました。

もう、とにかく滅茶苦茶種類があります。サイズも様々ですし、どれを買っていいのやら・・・

ちゃぼP、Amazonの画面を前に、悶々とする日々が続きました。

カメラを守るには、カメラ用のバッグがベター

カメラというのは精密機器です。まあ、本体はかなり頑丈にできているので、多少の衝撃で故障してしまうことは少ないかもしれませんが、バッグの中で固いものにぶつかればキズがつくかもしれませんし、万が一故障しようものなら、ユーザー過失で保証期間内でも有償修理になる可能性があります。

それと、レンズ。レンズはカメラ以上に繊細なキカイです。レンズ面はキャップでカバーできても、衝撃でちょっと内部のレンズや駆動機構がずれたりすれば、AFはおろかマニュアルでもピントすら合わなくなる可能性があります。

だから、ちょっと高価ではあるのですが、きちんとカメラやレンズ類をそれぞれクッション性のあるパーティションで仕切られた、「カメラ用バッグ」をチョイスすることを考えました。

ショルダーがいいか、バックパックがいいか

普段、私はクルマでの移動が多いですから、手軽に持ち出せて、出先でもサッとカメラを取り出せるショルダータイプがいいかな、と最初は考えました。

ショルダータイプだけでも、様々なメーカーからいろいろなモデルが発売されています。ショルダータイプのバッグでも、三脚をバッグの下に吊り下げられるように設計されているモデルもあります。

ただ、これまでも出張などでブリーフケースにたくさん荷物を詰め込んで、肩にかけて歩いたときに感じたことがありました。

 

それは「腰に来る」こと。それから「背負えたらいいな」ということ。

数年前にスポーツジムでぎっくり腰をやってから、ショルダータイプのバッグは本当にツライです。軽ければ大したことはないのですが、5キロを超えてくると辛くなってきます。

わたしはブリーフケースを肩に担ぎながら、ずっと思ってました。「背負えたら楽なのに」って。

 

そうなんです。やっぱりある程度重くなれば、片方の肩で支えるよりも、両肩で背負ってしまった方が楽ですし、そのほうが理にかなっています。

今回想定される荷物は、「EOS 80D」「18-135mmズーム」「60mmマクロ単焦点」「三脚」。これにMacBook 12インチとアクセサリ類、折り畳み傘、BOSEのヘッドホン、モバイルバッテリーにモバイルルーターなどが加わって行きます。

到底5キロでは収まらないことが予測されました。この時点で、心はバックパックに完全に傾いていきました。

カメラバッグのブランドはどこがいいのか

正直言って、カメラバッグのブランドなんてよくわかりませんでした。

ニコンなどからはバッグも出ているようですが、さすがにそれにキャノンのカメラを入れるわけにはいきません。

Amazonを眺めてもよくわからなかったので、これは現物を見るしかないだろうという結論に達しまして、実は先日、出張の空き時間を使ってヨドバシアキバを偵察。カメラバッグ売り場を実際に見てきました。

 

まず最初に目についたのが「ロープロ」や「マンフロット」という海外の一流ブランドのバッグです。

「ロープロ」はカメラバッグを主に販売しているメーカーで、ショルダータイプやバックパックタイプだけでなく、ポーチやスリングタイプなど、実に多種多様な製品群を誇っています。

ロープロショルダーバッグのレビュー記事はこちら

【レビュー】カメラだけを持って出かけるなら、Loweproショルダーバッグがおススメ

 

一方の「マンフロット」は、バッグに関しては後発組。元々は三脚を主に取り扱うメーカーです。カメラバッグに関しては数年前、イスラエルの「KATA」というブランドを吸収して今に至っています。

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いずれのメーカーのバッグも多種多様な種類があり、実際多くの商品を前にしても、どれを選んで良いのやら。商品を手にとって、中を開けたり背負ったりしてみてもイマイチピンときません。

今から思えば、この時は自分のカメラを持って行かなかった(仕事でしたから)ですし、短い時間でしたから、これらのバッグに自分のカメラを入れて背負って歩くという実感が沸かなかったのでしょう。

 

そこで、ちょっと別の棚も覗いてみることに。

裏側をみると、こんなバッグが吊るされていました。

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アウトドア用品で有名な「スーリー」です。カメラバッグというよりは、汎用的なアウトドア向けのバッグという印象で、実際の商品もカメラをガッチリと保護するというモノはちょっと少ない印象です。

その分、他の荷物はたくさん入りますので、小さめのコンデジやミラーレスと一緒にPCや宿泊用の荷物などをたくさん運びたいという人にはかなりいい感じで持ち歩けるんじゃないかと思います。

 

そして、隣の棚にはこちらのメーカー。

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先日購入してレビューした三脚のメーカー、「バンガード」です。

このメーカーのバッグのテイストは「ロープロ」に似ていると感じます。なんというか、色使いとか形がロープロの方向性です。マンフロットなどに比べて、スタイリッシュ感はありませんが、「カメラバッグ」っぽい作り。三脚もそうでしたが、質実剛健という感じです。

 

小一時間でしょうか。カメラバッグの実物を前にして、「こっちはポケットが3つあるな」とか、「サイドからカメラを取り出しやすいな」とか、いろいろと店頭で試してみました。そして何より、「バックパックが逆さになっても、カメラがバッグの中で遊ばない」ということが肝心です。そうじゃなければわざわざゴツいカメラバッグを選ぶ必要がありません。

そんな中で、ちょっとこれはいいな、使ってみたいな、と思わせるバックパックが2つほど見つかりました。

・・・と、今回はここまで!

ココで買うかと思わせておいて、ちゃぼP買わずに福井に帰ります(笑)

だってお仕事で出張だもの。そんな大きなカメラバッグを抱えて片道4時間近くを新幹線で過ごすわけにはいきません。

 

それに、ちょっとじっくりと家に帰って考えたかったというのもあります。なにせ、安い買い物ではありません。カメラバッグというのは、単なるナイロンの袋ではなくて、素材や利便性、クッション性から背負った時の体への負担など、様々な知恵のかたまりで出来ていると言っても過言ではないほど技術が詰まっています。

だからそれなりのお値段(大体2万円前後)です。バックパックにしては高いと思いますが、そんなものです。カメラを壊すよりいいですし、旅先で腰を痛めて悶絶してあちこちの喫茶店で休憩と称してコーヒーを飲みまくった挙句に散財して後悔するくらいなら、多少値が張っても、しっかりしたものを買って持ち歩きたい。

 

それから、カメラに詰める荷物は何にするのかも重要です。

それらをどうやってバッグに詰め、旅先でどんな格好でカメラを取り出すのか。カメラやレンズ以外のMacBookやアクセサリ類は取り出しやすいのか。

例えば喫茶店に行って窓際の席に腰を下ろし、カメラとMacBookを取り出してSDカードアダプタを装着して画像データを吸い出し、モバイルルータ経由でブログにアップするにはどのバッグが一番スムーズなのか。それ以外の宿泊グッズなどを詰めるスペースはちゃんと確保されているのか。

 

とにかく一重にカメラバッグと言っても、考えることが山のようにあるのです。とても店先の小一時間では判断がつきません。

そこで福井に戻ってから、じっくりと考えることにしました。

果たして素人カメラマンちゃぼPが選んだカメラ用バックパックはどれになったのか!?

この続きは次回にご期待ください!