こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。
前回の続きです。
【DIY】PIVOT 3-driveクルスロをデイズに取り付けてみた!オートクルーズ超便利!(準備編)
さて、準備が整ってきたところで、いよいよ実車の方に作業場所を移します。
各種ハーネスの取付
今回ワタシはPivot社から販売されているデイズ適合車種別ハーネス「1D」とブレーキ用ハーネス「BR-1」を使用します。ちなみにブレーキ用ハーネスに関しては、デイズには「BR-1」もしくは「BR-2」が適合しますが、製造時期などによってカプラーの形状が違うようです。購入前に実車を確認して自分のクルマに合うものを確認しておきます。
まずは、アクセルハーネスの取付。運転席足元での狭い作業になりますが、基本的にカプラーオンの作業なのでさほど難しい作業ではありません。
アクセルペダルの上部にあるカプラーを外して、車種別ハーネス「1D」を割り込ませます。カプラーは引っ掛けてあるツメをツマミながら引き抜きます。ハーネスを割り込ませたら、しっかりと「カチッ」と音がするまではめ込みます。走行中に抜けてしまうと大事故のもとですから、確実に作業をすることをオススメします。
続いてブレーキ用ハーネスの装着です。ブレーキベダルの上にあるこのカプラーを外して割り込ませます。アクセル同様、しっかりとツメがはまり込むまで差し込みます。
車速パルス・リバース信号の取出し
次に、クルーズコントロール用の車速パルスとスロットルコントロール用のリバース信号を取出します。
通常は車速パルスをナビ裏から取り出すことが出来そうですが、デイズはECUから取り出す必要があるようです。場所は助手席の足元左側にあります。
足元左側のカバー(発煙筒がついている)を外し、黄色いカプラーが2つ並んでいるところを探し、これを外します。(矢印のカプラー)
説明書に「IGN(イグニション)」と「SP(車速信号)」の場所は記載されていますが、リバース信号が記載されていません。仕方ないので、どこがリバース信号の配線なのか、付属の検電テスターで一つずつ調べます。
すると、この大きい方のカプラーの白/赤のケーブルがリバース信号であることがわかりました。この情報がどこを探してもなくて、文字通り手探りの作業になり、一番大変でした(笑)
ちなみに割り込ませるケーブルのうち、車速、IGNは車速パルスアダプタから伸びているケーブルになります。本体から来ている先ほどギボシを取り付けたオレンジのケーブルを車速パルスアダプタのギボシ端子に取付けておきます。
ワイヤストリッパーを使ってそれぞれの配線の被覆を1センチほど剥いて、割り込ませるケーブルを巻きつけ、付属のカットギボシを使ってカシメます。
- 車速(赤)→割り込ませるケーブルは白(①)
- イグニション(青/赤)→割り込ませるケーブルは黄(②)
- リバース(白/赤)→割り込ませるケーブルはピンク(③)
カシメ作業が終わったら、きちんと絶縁テープを巻いておきましょう。終わったらカプラーを元通りはめ込んでおきます。
各ユニット、ケーブルの結束
ここまで出来たら、各ケーブルを3-drive本体ユニットに挿し込んで、本体側、車速パルスアダプタから伸びている黒い配線をボディーアースに共締めして配線の接続は完了です。あとは、ユニット、各配線を付属のインシュロックを使って脱落しないよう車両側に固定します。
本体ユニットは運転席の足元に付属のインシュロックを使って固定しました。
こんなふうに、ケーブルが垂れ下がってこないようにインシュロックで固定しておきます。運転中にケーブルが垂れ下がってきて、ブレーキ操作を妨げるようなことになったら大変です。
コントローラの固定
クルコン・スロコンを操作するコントローラはとても小型ですが、設置場所が問題です。センターコラムに取り付けるのが一番カンタンで見やすいですが、走行中に操作するにはちょっと距離があります。できるだけハンドルから近いところにしたいため、ステアリング右側に設置することにしました。
そのため、コントローラのケーブルを中に通すための穴を開けます。
ダッシュボードについていたスイッチ部カバー。半田ゴテを使って穴を開けます。
ちょっと汚い仕上げですが、まあ、見えませんからいいでしょう(笑)
付属のステーを使って角度を付け、運転中のアイポジションからも視認できるように調整します。
先程加工したスイッチカバーを取付けて、配線もスッキリです!
初期設定
さて、一通り取付けも終わりましたので、いよいよ初期設定です。
説明書の手順通りに初期設定を行います。もし初期設定を行わないと、エンジンチェックランプが点灯してしまうことがあります。最悪ディーラーで消灯作業を依頼することになってしまいますので、面倒がらずにやりましょう。
デイズの場合は、車速パルスアダプタを使って車速を取り出すため、こちらの初期設定も必要です。
走りながらの操作になるため、同乗者にやってもらうことが前提です。時速40キロで低速走行している時にボタン操作を行います。くれぐれも安全な場所で行うことをオススメします。
完成!
初期設定が終わったら、完了です。
うーん、完璧だ!(笑)
ちゃんと表示も出ていますね。ボタン位置もアイストオフのスイッチのすぐ下ですので、手探りでボタンをおすことが出来ます。ちなみにこの3-drive・αに接続可能なリモートスイッチも別売されていますが、デザインがイマイチなため、購入しませんでした。このコントローラで充分ですね!
試しに近所の国道で60キロまで加速し、クルコンをオンにしてみたところ、正常動作!やったー!
陸橋の上り坂に差し掛かると、自動でスロットルを開けて低速走行を維持してくれます。これは便利ですね。近いうちに高速道路で試してみましょう。
スロットルコントローラの方は、かなり出足が変わる感覚を味わえます。デイズは出足がどうしても弱いという特性があるのですが、これを使うとかなり出足が良くなります。これはいい製品に出会いました!
さいごに。
というわけで素人がやるにはかなりのリスクを伴う(笑)クルスロの取付作業でしたが、合計2時間ほどで完了させることが出来ました。
それなりに根気と強い意志(?)が必要な作業ではありますが、いうまくいった時の達成感は格別です。しかもその後のドライビングフィールが一変すること間違いなし!
ご自分で取り付けるかは別にして、間違いなくおすすめの製品です。量販店だとかなり価格が高くなってしまうので、ぜひAmazonでハーネスとのセット品を購入することをオススメします。
実際の使用感についてはまた後日〜
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