わたしは、iPhoneを持っています。
そして、このiPhoneのカメラは、とても美しい写真を撮影できます。
これは、だいぶ前ですが、海辺に行って雲を写した写真です。
左側は本物の太陽ですが、画面右側の雲の中に、もうひとつの太陽が写っているように見えます。
これは幻日 (げんじつ)という現象で、実際の太陽と離れた場所の雲の結晶に光が反射し、もうひとつ太陽が現れたようにみえる現象です。
このような、何気ない日常の中に、ふっと現れる”非日常”を手軽に撮影できるiPhoneはとてもすばらしいと、わたしは思うのです。
一眼レフのような被写界深度の浅い写真を、iPhoneで。
わたしは、一眼レフのカメラを持っています。NikonのD5500という機種。
このカメラは小型で携帯性に優れますが、それでも撮影する場所や、持ち運ぶバッグを選びます。
カメラを持たずにどこかへ出掛け、とても素晴らしい被写体に出会うかもしれません。
それはもしかしたらジョギングの最中かもしれないし、通勤途中の車窓かもしれません。
道端に咲くコスモス、海に反射する夕日、雪解け水が静かに流れる小川。
わたしは、これらの風景を切り取ってただ保存しておくだけでなく、一眼レフのようにより美しく撮影できないかと考えました。
そして、あることに気付いたのです。
手元にあったルーペを覗いたら、まったく違う風景が。
私の手元にあった、なんの変哲もないルーペ。
これを何気なく覗いてみました。
もしかしたら、何か見えないものが見える気がして。
するとそこには、近くのものに焦点が合い、遠くのものはいい具合にボケる、理想の風景があったのです。
これはポータブルスピーカーをiPhoneで撮影したものです。これにもっと寄って撮りたい。
残念です。ピントが合ってくれませんでした。やはり、ここまで寄って撮影するのは難しい・・半ばあきらめながらも、ルーペをiPhoneに当ててみます。すると・・
ちょっと画面は歪みますが、ちゃんとピントを合わせることができました。こんな方法を使えば、iPhoneでも、被写体に近づいて撮ることができるんです。
これは、D5500にマクロレンズを装着して撮影したものです。さすがに一眼レフにはかないませんが、こればかりはどうしようもないことです。
でも、ちょっとひと工夫加えれば、iPhoneは十分にマクロカメラとして使えます。
気軽に、iPhoneとルーペで素敵な写真を。
一眼レフカメラはとても美しい写真が撮れます。
でも私たちは、ただ道を歩いているときに、素敵な風景に出会うこともあるはずです。
いつもキチンとしたカメラを持ち歩いていればなにも迷うことはありませんが、残念ながらそうとは限りません。
そんな素敵な風景に出会うのは運命のイタズラです。
そんなときでも、さっとポケットからルーペを取り出し、道端の花を撮影。
あなたの人生の素敵な一瞬を、つかまえられるかもしれません。
あとがき。
iPhoneはとても素晴らしい撮影能力をもっています。
明るくシャープで、発色も美しい。
一眼レフのような専用のカメラにはさすがに撮影の幅はかないませんが、こんな素敵なカメラを使いこなさない手はありません。
最近では、こんなスマホ用アタッチメントが安価で販売されていますから、こういったものを一つ、カバンに忍ばせておくのもいいかもしれません。
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一度、普段何気なく通り過ぎてしまう風景を、立ち止まって見つめてみてください。
もしかしたら、普段見えない風景が、見えてくるかもしれませんよ?