コスパの良いワイヤレスイヤホン特集〜Mpow Cheetah Bluetooth4.1スポーツヘッドセット

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

今日は、「コスパの良いワイヤレスイヤホン特集」の第2弾をお届けしたい。

今回のイヤホンは本当にスポーツシーンに特化したイヤホンに仕上がっているので、ジョギングやスポーツジムに通っている方には大注目なアイテムだ。

Mpow Cheetah Bluetooth4.1イヤホン スポーツヘッドセット

前回、レビューしたイヤホンは、1byoneのリモコン付きのイヤホンだったが、

コスパの良いワイヤレスイヤホン特集〜1byone Bluetooth4.1スポーツヘッドセット

これは記事の中でも触れたとおり、Jaybird X2をかなり意識して作られたイヤホンと個人的には感じる。

X2の4分の1以下の価格帯にも関わらず、必要な機能や性能は取り揃えており、装着感も文句なし。音質もこもることもなく、クリアに聞こえて常用にも十分な品質。

形状的には、ベーシックな平型ケーブルを使用したカナル型のイヤホンで親しみやすいスタイルだが、このケーブルが鬱陶しく感じる人もいるだろう。特に激しいスポーツをするなら、ケーブルが引っかかってイヤホンを壊してしまうことも心配しなければならない。

 

今回紹介するイヤホンは、これとは一味違う形をしている。

まずは、外観をご覧いただきたい。

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Mpowというブランドから、「Cheetah」という名前で販売されているこのイヤホンは、何より左右のイヤホン部分を繋ぐ部分に、形状記憶のゴムのような素材を使用しているのが大きな特徴だ。

 

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本体は非常に軽量で、たった「24g」しかない。しかもこんなふうに、クルンと丸めることができて、そのままバッグに放り込むこともでき、当然の事ながらケーブルが絡まるなどという心配は皆無だ。

もうこれだけで、気軽に外に持ち出して使おうという気分にさせてくれる。

 

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本体は「ナノコーティング」が施され、マットな素材で覆われている。触るとスベスベとした非常に滑らかな印象だ。

この「ナノコーティング」技術、水や汗を弾き、イヤホンの表面はもちろん、内部の基盤まで撥水されるというから驚きである。

 

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付属品は至ってシンプルで、充電用のMicroUSBケーブル、そして大中小3種類のイヤーピースが同梱されている。別途充電用のACアダプタは必要だが、最近はACアダプタなど、大概スマホに標準で付いてくるため、そちらを使えば全く問題ない。

余計なコストを削って、より低廉な価格で販売してくれるなら、ACアダプタなど必要ないのだ。この割り切りの良さはこの際ユーザーにとっても有難い。

本体操作部

イヤホンのコントローラーは右側のイヤホン部分に集約されている。

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イヤホンの背面部分に大きく白文字で「R」の表記。最近はコスト優先なのか、この「R」や「L」の表記が極端に小さかったり、場合によっては表記自体がないものまであったりするので、装着の際に迷うこともしばしば。この表記については、実際にイヤホンを装着する際に、実はとても重要だったりする。

 

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装着した状態で上に来る部分に、この「マルチファンクション」ボタンがある。

このボタンひとつが、電源のオン・オフ、ペアリングモード、再生・一時停止、通話などの機能を担っている。

これだけ本体が小さいと、やはり多くのボタンは搭載できない。イヤホンを装着した状態で、直接目視しなくても、手探りで操作ができるボタン配置が、私はとても使いやすい印象を受けた。

 

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続いてイヤホンの下部分。左から音量操作ボタン、充電用MicroUSBポート、通話用マイクと並ぶ。

音量操作もこの位置なら同じく手探りで操作可能。

ただ、実際に使ってみた際に、本体のマルチファンクションボタンが本体の上下対の位置にあるため、イヤホン下部のボタンで音量を変えようと思ったら、上部のマルチファンクションボタンを押してしまい、曲が止まってしまったり、通話を切ってしまったりということが発生した。この辺は操作の際に注意して欲しい点だ。

また、MicroUSBポートの方は、水などが入り込まないようにカバーが付いている。つまり充電の際は、

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カバー横の突起にに爪を引っ掛けるようにしてカバーを外し、充電用のケーブルを挿す必要がある。少々カバーを外す手間が面倒だが、防水イヤホンの特性上、この辺は甘んじて受け入れるしかないだろう。

もっとも、通話を続けた状態で、公称8時間の電池持続時間があるので、毎日充電するような必要もないとは思うが。

 

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本体がスマホなどBluetooth機器と接続されている際は、ファンクションボタン隣のLEDが緑に点滅する。これが充電時になると、

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赤いLEDの点灯表示となる。充電が完了した時は消灯するので、充電が終わったかどうかをひと目で確認できる。

装着感や音質は?

さて、この特徴的な外観を持つイヤホン。気になる装着感はどうだろうか。

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実際に耳につけてみたところ。カナル型のイヤホン部分は、耳に挿し込むだけで自然に最適な位置にフィットしてくれた。

コンプライなどのウレタン製のイヤーピースを持つイヤホンは、耳の中で広がって密着するため、遮音性が高く音質も良い一方で、指先で一回イヤーピースを潰してから耳の中に入れるという一手間が避けられない。

「気軽に、簡単に装着したい」場面では、この「ひと手間」が実に鬱陶しいのだ。

そして、この左右のイヤホン感を繋ぐゴム状のケーブルが優秀で、適度なホールド感を維持してくれる。多少の激しい運動をしても、イヤホンがずれたり外れたりすることはなかった。この形状記憶のゴムが、ちょうどダンパーの役割を果たしてくれていて、しっかりと衝撃を吸収してくれているようだ。

利用シーンをとても良く考察して設計されていると感心してしまった。

 

そして音質。この製品もBluetooth 4.1対応だが、加えて「aptX」という伝送技術を搭載していて、CD並みのクリアな音質を提供してくれる。確かにノイズやコモリといった、低品質のイヤホンとは全く別物の音質を実感できるほどだった。この価格でこの品質。結構なスグレモノじゃないだろうか。

また音質に於けるもう一つの重要な要素、低音に関しても適度なボリュームを備えている。ちゃんとベースやドラムといった音も、「ドンドン」という感じで鼓膜に響く感じがする。

気軽に音楽を聴くレベルで言うなら、充分すぎるほどの音の再現性にビックリするほどだ。

さいごに。

5000円以下のワイヤレスイヤホンとして紹介した第2弾の製品レビューとなったが、はっきり言ってこの価格帯のイヤホンにはハズレも多い。変に音がこもったり、逆に低音がスカスカで迫力がなかったりと、およそ使い続ける気が失せるものが多いのが実情だ。

そんな中で、これだけスポーツ用途に特化しているにもかかわらず、ここまで音質にこだわって作られており、かつ低価格な本製品。

大きさも収納や持ち運びに適した手のひらに収まるサイズだし、コンパクトで軽いワイヤレスイヤホンを選ぶなら、コイツは本当にオススメである。

ジョギングやジムで使うコンパクトで絡まらない、装着していて重量感を感じないイヤホンを探しているならこのイヤホンはドンピシャな製品。ぜひコイツを外に連れ出して、音楽とスポーツを楽しんで欲しいぞ!

 

次回はこの5000円以下のワイヤレスイヤホンシリーズ最終回。これまた違ったタイプの製品を紹介したいので、次回も楽しみに待っていて欲しい!