美しいものと出会ったとき、人の心はどんな反応を示すのか。
例えば、絶世の美女が突然通勤電車に乗り込んできて、私の隣の席に座ってきたら、心穏やかでは居られなくなるに違いない。
美しいものというものに、私は大きな憧憬を抱く。
だから、写真もできるだけ美しく撮りたいし、文章もできるだけ美しく書きたい。
その中でも、写真はとにかく追求すれば追求するほど深く、奥行きのある世界である。
ファインダーを覗いた先にある被写体は、瞬(いとま)にその表情を変え、撮影する私を、そしてその撮影された写真を見る者たちすら惑わせる。
そして、今回の被写体は、デスク上に置く、ムードライトという製品。いつもお世話になっているAukeyさんよりサンプル提供いただいたものである。
まさに絶世の美女に出会ったかのような・・・というのは大袈裟だが、とにかく大興奮のLEDムードランプの子細をご覧いただきたい。
魅惑のムードランプ、「LT-T6」
正直に言おう。
これほどまでに、デスクトップに置くランプの撮影に惑わされたことは初めてであり、その出来の良さに感嘆し、その使い心地に心酔してしまうとは思わなかった。
しかも価格は3,000円を切る価格である。これは驚異以外の何物でもない。
まず最初に、少し驚いたのがその大きさである。
デスクトップ作業用のLEDスタンドであればある程度の高さも必要なので、ある程度は予測可能というものだが、これは「ムードランプ」と銘打たれている。
その名前からは、「ムードを作る」「雰囲気作り」的なものを予想していた。
だから、大きさももっと小型の、せいぜいペットボトルくらいのものかな、と勝手に思い込んでいた。
ところが届いてみると、予想に反して意外に大型だ。
上部の白濁した発光部はABS樹脂で出来ており、その下には銀色に鈍く輝くアルミのタッチセンサーが仕込まれたスイッチが備わっている。
まるでポットが入っているかの様な化粧箱はAukeyらしく、実にシンプル。本体の高さを測ってみると、約21センチあった。
「AUKEY」の刻印の部分はタッチセンサーになっている。
物理スイッチなど必要なしと言わんばかりに、不要なものは一切排するデザインが、シンプルである事の良い面を浮かび上がらせる。
電源を入れる前に、しばしデスクの上に置いて眺めたくなるほど、流麗なカタチだ。
タッチセンサーで3段階の照度を切り替えられる
期待を抱きつつ、いよいよ、電源を入れてみる。
タッチセンサー部を約1秒間、タッチする。
LEDが青から赤に変わり、離すと途端に乳白色の柔らかな光が一気に放たれ、部屋の雰囲気が変わる。
これがレベル1の明るさ。続いて、センサー部を再び1秒間タッチする。
レベル2の明るさにアップする。そして、もう一度タッチすれば、
レベル3(MAX)だ。
下のWireless KeyboardやMagic Mouse 2へ当たる光がだいぶ異なっていることがわかる。
これらはすべてカメラの設定は同じ設定(露出固定)なので、明るさはほぼリアルだ。
書き物をする時は部屋の照明を点灯して、本体を明るめの設定に。
そして音楽を聴いたり、リラックスしたい時は、部屋の照明照度を落とすと良い。目は大事にせねばなるまい。
MacBookを隣に置いてみた。
なんともスペースグレイのMacBook Retina 12インチが夕日が当たるようで、メタリックなパソコンの頬が染まるようだ。
これなら、MacBookを隣に置いて作業する時の気分も変えることが簡単にできる。
こんな簡単に雰囲気を変えることが、私の心を和ませるものとは、今まで思ってもみなかったことだ。
衝撃である。
気分によって変えられる、点灯モード
そして、もう一つの点灯モード、フルカラー点灯モードだ。
これは、タッチセンサー部を約3秒間タッチすることで起動する。
すると、まるで衣装のお色直しするかのように、色が次々に変わっていく。
このように、徐々にその光が都会を彩るイルミネーションのように変わっていく。
ここで、もし好きな色で止めたければ、
タッチセンサーを1秒間タッチすれば良い。その時点の色が固定されるのだ。
ただし、実際に作業を行ったりという時は、色つきの照明は集中力を削ぐことが多いので私はオススメできない。
あくまで部屋の雰囲気を色々と変えてみたい時にやってみるといいと思う。
MacBookにベストマッチするインテリアランプ
そして、私が何よりこのムードランプをオススメとして紹介する一番の理由に、「MacBook」とのマッチングがある。
今まで、色々なPC(WindowsPC)から始まり、モニターや周辺機器を揃えてきたが、それはあくまで作業用の道具であった。
だが、考えてみればプライベートの時間を費やして執筆するブログの作業をするのに、無骨なPCが本当に最適であろうか。
そう考えた時、やはり私達の居住空間、書斎、普段目の届く範囲には、心を豊かにするものを置いておきたい。
MacBook、iPhone、キーボードやマウス、PCスタンド、そしてNikonのカメラ。
どれも機能美に満ち溢れている。
そんな時、このムードランプを目にして、「これだ!」と私の中で何かが弾けた気がする。
これほどまでサードパーティー製のランプに、Apple製品とマッチしていると感じるランプは見たことがなかった。
Appleの製品はどれもデザインがシンプルだ。
それが高級感を醸し出し、金属の冷たいソリッド感がスタイリッシュな印象を与え、私たちをAppleの世界に引きずり込む。
それを邪魔するようなインテリアは置いておきたくない。
特に常にPCを使う作業環境では集中力を求められるし、そこに無骨なPCもガジェットも、強すぎる照明も置くべきじゃないのだ。
そして、やはり予想通りというべきか、届いてみれば、私の当初の想像を裏切らない製品であった。
あとがき。
写真に解説を入れようと思ったが、やめた。
この様々な光と影を、何の先入観もなく、皆さんにお届けしたい。
私の望むものは、ただそれだけである。
Aukey LEDライト LEDイルミネーションライト ムードランプ 雰囲気作りライト 照度調節&交替点灯 LT-T6 (ホワイト)
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