すっかり秋が深まってきました。
私が住んでいる場所から車で20分ほど行くと、「ゆく年くる年」で有名な「永平寺」があります。
ここは私がとてもお気に入りの場所で、特に秋は葉が鮮やかに色づき、訪れるものの目を奪います。
この写真は、昨年参詣した際に撮ったものですが、きっと今年も鮮やかに山を彩ることでしょう。
永平寺とは
老木、大木が織り成す紅葉の道
永平寺は曹洞宗の大本山で、古杉の林立する中に回廊で結ばれた七堂伽藍が整然と並び、四季を通じて参詣客が絶えない。参道には老木、大木が生い茂り、入口に近い報恩塔(ホウオントウ)や祠堂殿(シドウデン)付近や最奥にある法堂(ハットウ)周辺が紅葉のみどころとなっている。
永平寺には、車で行くか、バスでのアクセスになります。
山の上でにあるお寺ですので、冬の間は雪深く、修行僧(雲水と呼びます)が山に篭って修行をする場所です。
最近はこの界隈も雪が減ってきましたが、以前は2階の高さまで雪がつもることなど珍しくもなかったと聞きます。
まして永平寺は山の上。雲水たちが総出で屋根の雪をトタンで敷かれたレールの上を滑らせ、寺を守ることが毎年のように行われていました。
今はそれほどでもないと思いますが、それでも冬場は相当な寒さ。その上、粗食で過ごすわけですから、若い人は辛いでしょうねぇ。
ただ、本当にこのお寺は、訪れるものにとても優しく接してくれます。私は県外出身者ですが、ここにくると癒やされます。
秋の風景、ピンと張った冷たい空気としっとりと露に濡れた紅葉。
それだけでも見に行く価値があります。
そういえば、このお寺は曹洞宗の大本山。曹洞宗のもう一つの大本山は、神奈川県にある「総持寺」です。
石原裕次郎さんのお墓があるお寺ですね。幼いころに行ったことがあるのを思い出しました。