最近はカーナビが付いていないクルマの方が少ないくらい、カーナビはたくさんのクルマに装備されています。
新車販売されるときには、メーカー純正のカーナビを選択する方も多いでしょう。
ひと昔前は、メーカー純正のカーナビは、社外品のカーナビより性能が低い割に価格が高い、なんて言われていた時もありました。
ですが、今ではほとんど機能的に差もなく、しかも自動車メーカー独自のアシスト機能はメーカー純正のカーナビにしか搭載されていない機能なので、新車であればあまり社外品をわざわざ取り付けるメリットの方が少ないかもしれません。
社外ナビとして購入したのは、ケンウッドのMDV-Z702W
我が家のクルマは新古車という形で購入したので、価格が安かった代わりに、いろいろなオプションは選択できず、カーナビは非装着のタイプでした。
そこで、自分たちでオートバックスに行き、色々とカーナビを選んだ結果、選んだのはこちらのナビ。
ケンウッドの「彩速ナビ」というモデルで、上位機種のMDV-Z702Wという機種です。
同じモデルで”W”のつかないMDV-Z702という機種があるのですが、クルマのセンターコンソールの取り付け部分の広さがワイドに対応していないクルマに装着するモデルです。
MDV-Z702Wの方は、ワイドパネルに対応しているクルマに装着できるタイプで、ワイドパネルでしかもボリュームや各種操作スイッチが右側に集約されて操作がしやすくなっています。
カーナビというと、カロッツェリア(パイオニア)やパナソニック、イクリプスなんかが有名ですが、やっぱり一番知名度があってナビの基本性能が高いのはカロッツェリアでしょうか。
しかも、カロッツェリアはスマートループという、渋滞情報をリアルタイムで受信して、それを回避したルート設定を自動的に表示してくれる機能を搭載している機種があります。
私のようなあまり渋滞の発生しない地方に住んでいる人には、あまり用がない機能かもしれませんけど、たまに都会に行った時などはあった方が絶対便利でしょう。
では、なぜケンウッドを選んだかというと、
- 単純に画面が綺麗
- 操作がスマホ感覚で行える
- 音楽がハイレゾ対応
- ケンウッドでありながら、パイオニアのスマートループ機能が使える(有償)
という点が決め手になりました。
とても綺麗な画面とハイレゾ再生
ケンウッドのナビはハイスペックなCPUが搭載されているおかげで、スマホのようにタッチスクロールやピンチイン(拡大)などがストレスなく行えるのが特徴。
そして、美しい画面と光沢の液晶がウリです。
夜景モードも綺麗です。
そして、なんとカーナビでありながらハイレゾ再生対応!
音源をハイレゾで購入して、SDカードに入れておけば、高音質での音楽鑑賞が楽しめます。
ちなみに車載スピーカーをケンウッドのものに入れ替えれば、より高音質になりますが、我が家のクルマは純正4スピーカーのまま。
予算的なものもあるのでスピーカーは元から付いていたものですが、それでも十分高音質です。
パイオニアのスマートループに対応
これがやはり大きい。
スマートループというのは、通常のVICS情報(道路側に設置されたセンサーを元に、渋滞情報をFM波に乗せて各カーナビで受信する方式)に加えて、スマートループを搭載したクルマからリアルタイムで渋滞の情報を収集して表示する機能です。
VICS情報は、どうしてもセンサーの設置されている箇所がメインストリート等に限られるため、提供されている道路が大きな道に限られてしまいますが、スマートループは実際に走る車から収集されるために、細かい道でも情報が提供される場合があり、しかもリアルタイム性に優れます。
そして、その渋滞情報をもとに、ルート設定を随時カーナビ側で変更するため、目的地への到着時間を短縮することができます。
特に渋滞の多く発生する都市部ではとても便利な機能ですね。
スマートフォン側でテザリングを有効にして、
カーナビ側のWiFi機能を有効にします。上は、すでにiPhoneの出すWiFi電波に接続されている状態。これでインターネットに接続されています。
画面上に「SmartLoop」の文字が表示されているのがわかります。
この機能は、無料、というわけには残念ながらいかなくて、ケンウッドのナビであれば、「KENWOOD MapFan Club」への登録が必要になります。
年額一括払いで価格は3,600円(税別)です。
これだけ払ってしまえば、年1〜2回の地図バージョンアップと、スマートループ機能が手に入りますので、かなりの割安感ですね。
登録の際に取得したIDをカーナビにセットするだけで準備OK。
これでスマートループが使えるようになります。
地図の更新タイミングは、カーナビをWiFiに繋いだ際に更新情報があれば、画面がポップアップして教えてくれます。
自宅にパソコンとネット環境、そして8GB以上のSDカードがあれば、自分でアップデートできます。私も一度やってみましたが、SDカードをカーナビで一旦専用フォーマットしてから、バソコンに挿入して、専用ソフトを使ってデータをSDカードにダウンロードすればOK。
ちょっと最初は戸惑うかもしれませんが、これだけの費用で地図を最新に保てるなら、コスパはいいですね!
最後に
カーナビはメーカー各社それぞれ、画面の作りが違ったり、案内の仕方が違ったりとクセがあります。
ナビ機能については、やはり評判を聞くと、パイオニアやパナソニックが優れていると聞きます。
そして気になるケンウッドはというと・・・残念ながらナビ機能はイマイチ、という声をよく聞きます。
どんな風にイマイチなのかというと、とにかくルート設定した道が「なんでこんな道を通る?」というくらい、変な道を設定していることが多い(笑)
裏道や抜け道、車1台がやっと通れるような狭い道など、知らない土地ではちょっと不安に感じてしまうような道でも平気でルート設定することがあるので、ナビ機能を重視する方は要注意。
これから後付けカーナビを検討している方は、量販店の店員さんや、ネット上での評判を十分に検討した上で、ぜひ素敵なカーライフを実現してみてください!