気が付くと今年もあと2ヶ月になりました。
すっかり寒くなりましたね。ですが、この時期、毎年アツイ業界が。
今日はプリンターのお話です。
詰め替えインクは安いけど・・・
プリンターって、本体は安いけど、インクが高いなーと思いませんか?
逆に考えれば、消耗品をたくさん販売することで、その代わり本体の価格を下げているということなんでしょうけど、それにしてもインクボトルの純正品はだいたい1本1,000円前後。
今のインクジェットプリンターは5色とか、6色なので、それだけで5~6,000円!
ただ印刷しているだけなのに、シアンを交換したと思ったら、今度はマゼンダが、、、なんて感じで、毎月のようにインクを交換するのはちょっと負担だなあと思っていました。
そこで、メーカー推奨じゃないことは承知の上で、リサイクルインクや詰め替えインクってどうなんだ?と思い、使ってみたのですが、結論から言って、
結構いいんじゃね?
ってことでした。
詰め替えインクでプリンタが故障することは、多分ない
詰め替えインクやリサイクルインクなどの純正品以外のインクを使うと、印刷品質が落ちるだけでなく、プリンタの故障にも繋がるし、故障しても保証は効かないとよく言われますよね。
確かにそうかもしれませんね。インクは色々なメーカーが互換インクとして販売しているし、メーカーとしてもそういったものを使ってもらって故障したらタマランでしょうから。
でも、正直言って、私が使っているエレコムの詰め替えインクは、それが原因で故障したことはありません。
今使っているプリンタはキャノンのPIXUS MG6230という機種ですが、
購入したのは2012年9月ですから、既に3年詰め替えインク生活していることになりますが、未だ何の異常も見られません。
それほどハードな使い方ではないからかもしれませんが、それほど画質や色合いにこだわらないのであれば、chaboは詰め替えインクをオススメします。
あ、できれば保証が切れてからのほうがいいです。私は自己責任で購入と同時にやってしまいましたが、、、
印刷品質は?
これはおもいっきり感覚になってしまいますが、おそらく画質は純正のインクのほうが良いと思います。
特に写真プリントに関しては、純正のペーパーと純正のインクで最適化されていると思うので、微妙な色あいなどは表現しきれないでしょう。
実際、純正の光沢用紙で印刷してみましたが、やっぱり純正よりは落ちるなあ・・という感覚でした。
なので、写真品質を求める人は、やはり純正インクをお勧めします。
インクの補充は簡単?
インク切れを起こした際は、詰め替えインクですので補充をしなければなりません。
純正インクはカートリッジごとの交換ですから、ものの数秒ですが、インク補充はそれなりに手間がいります。
但し、何回かやってしまえば要領を得てくるのでそれほど時間はかかりません。
chaboが購入した詰め替えインクはコレ。
使用するプリンターはキャノン製のMG6230です。既に何世代が昔の機種になってしまいました。
これに対応するインクは「BCI-326シリーズ」です。一つ、顔料ブラックだけ「BCI-325」のインクです。
このパッケージにはICリセッターというものが同梱されていて、インク残量を記録するためのチップがインクボトルに搭載されているのですが、それを初期化することができます。
だから、これでリセットしたインクボトルは、プリンターからすれば「新品」と認識されるわけですね。
そのままインク残量も正常に表示されます。
中を開けると、こんなインクボトルが。グレーは元々入ってませんでしたので、別で購入したものです。
既に何度か補充済みですので、インクが減っていますが、こうみるとマゼンダだけ異様に減りが早い(笑)
特に赤系の印刷ばかりしているわけではないですが、多分1回~2回分位は多く消費していると思います。
尚、このシリーズのインクボトルは、カートリッジが不透明なので、充てん量を見ながら継ぎ足していくことができません。
そのため、一回分の適正充てん量を補充ポンプの上部の部屋に溜めておき、その分だけ充てんできるように、ポンプが工夫されています。
利便性を考えられていますね。
これはボトルに穴をあけるための道具です。これも同梱されています。
インクボトルは当然補充を考えれて作られていませんので、こういった工具で穴をあけ、そこからインクを補充します。
説明書に従って、インクボトルをはめ込んだ後、所定の場所に道具をセットし、上のネジを回すと「パチン」という音とともに、穴が開きます。
なので、穴をあける場所を間違えることはありません。
ちなみに顔料インクボトル(BCI-325PGBK)ですが、こちらは新品を買い直しています。
なぜこれだけ買い直したかというと、先ほどの工具ではなぜかうまく穴があかず、インクの補充がキチンとできませんでした。
ネットで検索すると、どうやらこのインクボトルだけちょっと癖があるようで、うまく穴があかないことがあると情報が。しかも販売元のエレコムへ問い合わせたら、対策された工具を送ってくれるらしいとの情報が!
早速エレコム社へ連絡したら、丁重なお詫びとともに、こちらが送られてきました。
随分形が違うじゃん(笑)
このホッチキス上の上の部分を開けて、挟んで穴をあけるようです。このインクがなくなったら試してみましょう。
インクの補充が終わったら、綺麗にティッシュで注入口をふき取って、同梱のゴム栓で穴をふさぎます。
ですから、2回目以降は穴あけ作業は不要。このゴム栓を取ってまた補充すればOKです。
ICリセッターで初期化
さて、補充が終わったら、インクボトルのICチップをリセットする作業をします。
といっても作業は簡単。同梱のUSBケーブルをPCのUSBポートやUSB充電器などに繋いで、青い本体のガイドに沿って、端子に接触させるだけ。
LEDが点滅から点灯に変わったら、作業完了です。ものの5秒くらい。
これで、補充作業は完了です。
後は普通どおりプリンターにインクボトルをセットすれば完了です。
慣れれば5分ほどでできる作業でしょう。
注意点
簡単とはいっても、はじめての方は少々面倒な作業になると思いますので、chaboの失敗した事例をご紹介します。
- インク補充の際は、フラットな机の上で作業してください。そしてその上には新聞紙などを必ず2重に敷いてください。
インクは非常に浸透性が高いので、紙一枚くらいなら簡単に透過します。気を抜くと下の机を汚してしまいます。(chaboは何度か汚してしまいました。しかもしみ込んでなかなか取れない!) - くれぐれも自己責任で行ってください。これでプリンタが故障したとしても、メーカーは一切サポートしてくれないばかりか、保証期間内でも保証は効かなくなります。
- 顔料インクのボトル(BCI-325PGBK)の穴がキチンと開かない場合は、エレコムさんへ問い合わせると幸せになれるかも!?
- 時間に余裕のあるときに作業しましょう。時間のないときに急いでやると失敗したり、インクをこぼしたりするので要注意!
今後発売されるプリンタや、他のメーカー製のものはもしかしたらこの通りにはできないかもしれませんが、自分でやってみたい!という方は、ぜひチャレンジしてみては!?
今回使用した補充インク+ICリセッターのセットはこちら
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グレーインクはこちら
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