【DIY】クルマの中の電波時計~受信しない電波をなんとかしたい!(前編)

今日は、クルマの話題です。

といっても、クルマに設置したデジタル時計のことなんですけど、最近のクルマは時計があまり装備されていないですよね。

カーナビの画面には時計は表示されているんですが、ナビの場所はセンターインダッシュ。ちょっと時間を知りたいと思っても、運転している最中は目線をいちいちずらさなければいけないし、なにより危ない。

なので、別で市販の時計を取り付けることにしました。

 

電波時計はやっぱり便利

クルマの中という限られた空間では、あまり大きな時計は邪魔になります。

それに運転中の視界の中で、短時間に時間を確認することができるものが欲しかったので、やはりデジタル式を選びました。

色々と商品を探す中で、私が欲しかった機能は・・・

デジタル式で常にバックライトが光っているもの

簡単に取り付けが可能な電池式のみのものもありますが、そういった時計はバックライトがついていないか、もしくはボタンをプッシュした時しかバックライトが光りません。

運転中にイチイチボタンをプッシュするくらいなら、カーナビ見ます(笑)

なので、常時バックライトが点灯する、シガーソケットから電源を取るタイプを探しました。

バックライトの色は白か青

バックライトの色は白か青かオレンジがほとんどですが、オレンジはちょっとメーターの色と合わないのでパス。

白色か青色のLEDバックライト常時点灯タイプのものにすることにしました。

余計な機能や表示はいらない

カー用品店に行くと、色々なメーカーの商品があるのですが、常時点灯式の時計には、外気温や室内温度などが表示されるようになっているものが多いです。

表示する内容が増えるので、当然ながら形が大きくなったり、細長くなったりします。

時間を確認するのが目的の私にとってはそういう機能は不要なのですが・・・

一番重要な電波時計機能

これが一番重要!

クルマの中は、時間は手動で時間合わせをする必要があるクォーツではなく、電波時計がやっぱり便利。

さあ、条件が揃ったので探してみたところ・・・

 

いいの無いじゃーん (ToT)

 

そうなんです。意外なほどにいい感じの時計ってないんですよ。

時計表示部が大きく見やすく、青か白のバックライト常時点灯の電波時計、少ないです。

あんまり需要がないんでしょうか。

 

そんな中で私が選んだのはこちら。

電波時計1

実はコレ、星光産業というメーカーの「EA-50」という型番のものなんですが、発売が数年前で既に生産中止!!

運良くAmazonに一つだけ残っていたものをゲットしたのでした。

なぜ生産中止になったのか、推測できるようなことが後ほど明らかになる・・・

 

さて、時計が到着したのでとりあえず動作確認をするため電源を入れます。

時計の駆動部分はボタン電池のCR2032です。

絶縁用の透明なシートを引き抜くと、電源が入り、早速電波受信モードになります。

 

電波時計の仕組み

電波時計は、日本国内ではJJYと呼ばれる標準電波の送信局から発信される電波を受信し、時計側がその時刻を表示できる仕組みを搭載した時計の事を指します。

日本国内では電波の送信局は2箇所あって、

  • 福島県大鷹鳥谷山のおおたかどや山標準電波送信所(送信周波数40kHz)
  • 福岡県と佐賀県との県境に位置する羽金山のはがね山標準電波送信所(送信周波数60kHz)

からの電波を受信します。中部や近畿、北陸エリアはどちらの電波も受信できる距離にあるため、干渉を防ぐために両者の周波数を別にしているそうです。

ただ、電波ですから、当然どこでも受信できるというわけではなく、環境によって受信しにくい場所、受信しやすい場所があります。

一般的にこのように非常に遠くまで届く電波(長波)というものは、電波そのもののエネルギーが弱いため、環境による受信感度の影響が大きく出ます。

例えば、

  • 鉄筋コンクリートの建造物
  • 地下空間
  • 電磁波を発する電子機器や家電のそば
  • ワイヤ入り強化ガラスの内側

などでは受信出来ない場合が多いようですね。

近年は部屋の壁掛け時計以外にも、腕時計にも実装されている機能ですが、多くは電波による補正を前提として作られているようで、クォーツの機能自体は精度が低く作られていることもあるのだそう。

そうすると、電波が受信できないようなお部屋に時計をずっと置いておくと、どんどん狂っていく事になりますから、注意が必要です。

 

いきなりピンチ!電波が受信できないよ・・・

さて、購入したクルマ用の電波時計。

確かに電波受信モードになっているのですが、一向に電波が受信されません><

マジかよ。。もしかしたら不良品?

そう思って調べたところ、なんとiPhoneで電波時計を修正することができるらしい。

早速ためしてみることに。

やり方は以下の動画のように、イヤホンを刺して音量を最大にし、音声信号を出力にしてイヤホンを時計のそばに置くだけ。

すると、ちゃんと受信する(笑)

うーむ、これは環境の問題だな。ここはマンションの部屋の中なので、窓際で試してみたのですが、受信に成功する時と、失敗する時がありました。

なんか、この人、あんまり感度良くないな。

 

実際にクルマの中に持って行って、受信状況を確かめます。

ダッシュボードの真ん中に置いて強制受信モードにすると受信でき、Aピラー付近に置くと何度やっても失敗します。

 

設置したいのはAピラーのところなんだよー ToT

 

このままではただのデジタルクォーツ時計になってしまいます。

諦めきれない私は、DIYで改造を試みることにしました。

続きは次回。

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